本日のJリーグビジネス論Ⅱの講師は,東京ヴェルディのファンデベロップメント部部長の鈴木雄大様。
私はもともとヴェルディのファン。
キングカズ,北澤さん,ラモスさんなどがおられた全盛期に,そのサッカーに魅せられた一人。
まずは歴史だけど,初めてプロクラブを目指したクラブで,全盛期もあり,危機もあり,ここのところJ2に甘んじている。
近年,50周年を迎え,リブランディングに取組んでいる。
サッカービジネス・地域に固執したビジネスモデルから,サッカー業界の垣根を超えた武断度ビジネスの展開へ。
ロゴもシンプルにして再現性を高めた。
色も緑とゴールドに。
ロゴも統一した。
ユニフォームのスポンサーロゴも,お願いをしてゴールドにしてもらった!
サッカーだけではなく,ビーチサッカーも女子サッカー,バスケも色などを統一!
この結果,ユニフォームの販売枚数が,2017年から倍に!
もう一つ,50周年を迎えしていることは「総合クラブ化」。
ブランドを活用した音楽,ファッション,デジタルを活用したゲーム等,サッカークラブの枠組みを超えていく。
ミッション・ビジョン・バリューも再設定。
ミッションは世界で輝く人材を育成する!
サッカーを,いやスポーツの範囲を超えている…
ビジョンは世界一の総合クラブへ!
Tokyoという多様性のある街の象徴として,新たな総合クラブのモデルをつくり,それを世界に発信していく!
バリューは…
駆者であれ!
前例や常識にとらわれず,常に先駆者として新たな挑戦を続ける
野心と大望をもって進む!
ロマンをもってワクワクする大きな夢を描き,行動する
多様性を求める!
常にオープンな姿勢で多様な価値観を求め,進化し続ける
持続性を意識する!
中長期的な視点を持ち,持続的な成長・発展を目指す
ヴェルディの課題。
味の素スタジアムのキャパが4.8万人ということもあるが,観客収容率10%台!
Jリーグのなかでも最低レベル。
入場料収入はJ平均で16%ぐらいなのに,ヴェルディの場合9%台!
ヴェルディのマーケティング。
Jクラブの収益構造は,ファンの数によって大きく左右される。
いくら新規集客しても,なかなか定着しなかった(バケツに穴が空いていた!)。
離脱を防ぎ(バケツの穴を塞ぎ),ファン化を目指す。
『「また来たい」と思ってもらう×次にくるきっかけを提供』
「また来たい」のために…
スタジアム観戦満足度あげる!
そのために「ストレス」をゼロに近づけ,感動体験(試合の感動体験と試合以外の感動体験)を極大化する!
「次に来るきっかけを提供」するために…
タッチポイントの確保のためにメールとSNSを活用。
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