2020年12月3日木曜日

Jリーグビジネス論Ⅱの10回目!

 本日のJリーグビジネス論Ⅱの講師は,東京ヴェルディのファンデベロップメント部部長の鈴木雄大様。

私はもともとヴェルディのファン。

キングカズ,北澤さん,ラモスさんなどがおられた全盛期に,そのサッカーに魅せられた一人。

まずは歴史だけど,初めてプロクラブを目指したクラブで,全盛期もあり,危機もあり,ここのところJ2に甘んじている。

近年,50周年を迎え,リブランディングに取組んでいる。

サッカービジネス・地域に固執したビジネスモデルから,サッカー業界の垣根を超えた武断度ビジネスの展開へ。

ロゴもシンプルにして再現性を高めた。

色も緑とゴールドに。

ロゴも統一した。

ユニフォームのスポンサーロゴも,お願いをしてゴールドにしてもらった!

サッカーだけではなく,ビーチサッカーも女子サッカー,バスケも色などを統一!

この結果,ユニフォームの販売枚数が,2017年から倍に!

もう一つ,50周年を迎えしていることは「総合クラブ化」。

ブランドを活用した音楽,ファッション,デジタルを活用したゲーム等,サッカークラブの枠組みを超えていく。

ミッション・ビジョン・バリューも再設定。

ミッションは世界で輝く人材を育成する!

サッカーを,いやスポーツの範囲を超えている…

ビジョンは世界一の総合クラブへ!

Tokyoという多様性のある街の象徴として,新たな総合クラブのモデルをつくり,それを世界に発信していく!

バリューは…

駆者であれ!

前例や常識にとらわれず,常に先駆者として新たな挑戦を続ける

野心と大望をもって進む!

ロマンをもってワクワクする大きな夢を描き,行動する

多様性を求める!

常にオープンな姿勢で多様な価値観を求め,進化し続ける

持続性を意識する!

中長期的な視点を持ち,持続的な成長・発展を目指す


ヴェルディの課題。

味の素スタジアムのキャパが4.8万人ということもあるが,観客収容率10%台!

Jリーグのなかでも最低レベル。

入場料収入はJ平均で16%ぐらいなのに,ヴェルディの場合9%台!


ヴェルディのマーケティング。

Jクラブの収益構造は,ファンの数によって大きく左右される。

いくら新規集客しても,なかなか定着しなかった(バケツに穴が空いていた!)。

離脱を防ぎ(バケツの穴を塞ぎ),ファン化を目指す。

『「また来たい」と思ってもらう×次にくるきっかけを提供』

「また来たい」のために…

スタジアム観戦満足度あげる!

そのために「ストレス」をゼロに近づけ,感動体験(試合の感動体験と試合以外の感動体験)を極大化する!

「次に来るきっかけを提供」するために…

タッチポイントの確保のためにメールとSNSを活用。

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