自由という概念は,不自由という概念規定がしえて,初めて存在しうる。
封建社会に存在したからこそ,坂本龍馬は希代の英雄としてスポットライトを浴びるわけで。
自由は不自由の中にこそ泳いでいる。
いや,真の自由は不自由の中にこそ,ある,というべきか。
もしこの世の中に不自由さがなくなれば(決してなくなりはしないが,なぜならそれが人だから,チンパンジーの世界にすら…),自由という概念すら消滅するであろう。
そう考えると,不自由というのは,本当に悪なのか?
不自由が悪ならば,それが存在しなければ存在しえない自由とは何なのだ?
それすら悪ということにならないか?
自由という概念が喪失した世界。
完全に不自由のない世界。
想像したら分かるだろう。
それは…ありうるとしたら,機械が支配する世界だろう。
人は…不自由と共生するからこそ,人であり,人となる。
乗り越えていけ,ビジチャレ受講生諸君!!
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