2017年11月16日木曜日

ゼミですな

本日,ゼミの二次募集における渡辺ゼミの応募者数が,最終的に確定した。
当初8名だったところ,10名に増えた。
一次募集ですでに10名の合格が確定している。
15名がおおよそのリミットなので,選抜が難しくなるなぁ。

渡辺ゼミも,ガチゼミに関する事実無根の風評が一般に流布する前は,50名近くの応募者があった時期もある。
9期も多かったし,11期の時も多かったなぁ。
しかし,それは同時に苦い想い出でもある。
選抜にかけることのできる時間は限られている。
その限られた時間で,数十名の学生にダメの烙印を,たかがゼミの選抜で押してしまうことを意味する(少なくともそう認知される可能性がある)行為が耐え難くなった。

大量に不合格者を出さざるを得なかった時期においては,一人ひとりにその理由を説明するメールを送っていた。
半分くらいの学生は,そのメールにうんともすんとも言ってこないが,残りの半分の多くは,私のメールに対して想いと礼のこめられた返信をくれた。
この子たちは,落とすべきではなかったのかもしれない…。
そういった悔の念に何度苛まれたであろう。
それは…教育の世界の端っこにいる人間として,耐えられないくらいの激痛であり,刻みこまれるくらいの傷であった。

ゼミ生には言うが,だから私は自分のゼミの風評に対して,面と向かって自分で反論などしない。
このブログでは真実を呟いたり,ゼミ生には愚痴ったり,研究室に来てくれた子たちにはほんとのことをいうが,多くの学生を前にした講義で,弁解めいた(と少なくともとられる可能性があるような)言葉は一切吐いたことはない。
そういった風評があるなかで,それでも私のゼミに応募してくれるのなら,その子たちと一緒に2年間を共に生きよう。
そう想う。
それでいい。
それがいい。
二次募集の面接も真剣勝負で臨みます。
応募してくれた皆さんに失礼がないように。

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