小学生の頃のある事件を境にして,私は実に本をよく読むようになった。
勉強はあまりしなかったけれども,そのせいか国語の勉強なぞしなくても,いつも成績は良かった。
特に高校・大学時代には,本を闇雲に読んだ。
好きな作家ができると,その作家の本を徹底的に渉猟した。
ふと今日,思いだしたのは,井上靖。
最初に読んだのは,たしか『蒼き狼』。
チンギスカンの人生が描かれており,高校の時に読み,以降世界史が好きになった記憶がある。
その後は,氷壁,敦煌,天平の甍,あすなろ物語…
ところで,なぜ井上靖を思いだしたのかというと…
彼が語った次の言葉を想いだしたから。
氷壁だったかなぁ。
感銘を受けた記憶がある。
今なお響く。
「努力する人は希望を語り,怠ける人は不満を語る。」
0 件のコメント:
コメントを投稿