これも報告です…
本年度12期生の商学部長賞について…です。
残念ながら,2011年度から5年連続で受賞してきた商学部長賞を本年度は逃すことになってしまいました。
同賞にエントリーするようになった2011年度にはヤマダ君。
2012年度にはシミズ君。
2013年度には,ユウキ,アカリ,コズエ。
2014年度には,ミサ。
2015年度には,ケント。
しかし,私の心は,意外なほどに晴れやか。
そりゃ結果を知った時は驚いたけれども…ね。
論文のクオリティは年々アップしているというのが,私の認識だから。
しかし…前述したとおり,私の心は今やまったく曇りがない。
昨日,12期生向けに手紙を書いたことは,既にここに書いたが…
そのプロセスで,改めて気づいたことが幾つもあったのだ。
渡辺ゼミの卒業論文は,一人で書くが,一人のものではない。
これである。
渡辺ゼミ12期の14編の卒業論文はそれぞれ,14名全員で完成させたものだ。
決して一人で完成させたのではない。
全員が,一人ひとりの研究に無関心にならずに,自分の論文のごとく向き合い,懸命に完成度を上げるために他者の研究のために発言する。
発言ができなかったときも,レジュメに指摘すべきポイントをメモして,後で渡す。
遅れている者がいる時は,徹夜でロジックの完成のために,付き合い,寄り添い,サジェストする。
データ入力に苦戦している者がいる時は,自分の論文のことはほったらかして,気絶するくらいまでそれを手伝う。
今年は卒論提出間際に,あるゼミ生のテキストマイニングのために多大なマンパワーを要した時の,12期生全員のビヘイビアは本当に素晴らしかった。
こんなこと,普通はできん。
14名全員が卒業論文を,それも一定水準以上の論文を書き上げることは,そりゃ大変なこと。
一人ひとりが自己の論文のみに尽力していたのでは,なかなか難しいことである。
渡辺ゼミの連中は,自己の論文の執筆をある意味犠牲にして,他者の論文のために自己の時間や労力を振り向ける。
それも半端なくね。
一人ひとりが,他者のために研究を犠牲にする。
これは,簡単にできるようでなかなかできないこと。
これをうちの連中は,表面上はいとも簡単に成し遂げる。
親だって,自分の子供のために,自分の何かを犠牲にすることが大変だというのに。
入賞云々は,外的な環境に激しく影響を受ける。
だから,そんなものに気を煩わせるのはよそう。
私は,本年度もハッピーだった。
素晴らしいゼミ生に囲まれてね。
それでいい。
それだけでいい。
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