2016年5月6日金曜日

ゼミ4回目

世間はGWのなか,中央大学はしっかり授業日。
木曜日なので,ゼミの日。
今日は世間はお休みなので,11期のモッチーがゼミに参加してくれた。
12期と13期は感謝しなさいよ。
人の好意を当たり前のように思っては絶対にダメ。
感謝の気持ちを忘れては絶対にダメ。
ゼミ中の議論の際には,どんなにとんがってもいい。
人を傷つけたり,中傷したり,裏切ったりする発言や行為は,常識としてダメだとしても,他人と異なる自己の意見を主張するのは全く問題ない。
ただし,他者の意見の背景にあるものに思いを致し,常に内省の余地を持っていなきゃダメだよ。

こんな話をするのも,実は今日の3年生のゼミは,この時期としては超ロングになった。
ゼミ自体は20時ぐらいに終了したのだが,その後に反省会を全体として行い,それが長引いて終了したのは22時過ぎ。
率直に意見を言うことを推奨したため,頬に暖かいものが流れた人もいたけれども,この時期としては実に良い機会を持てたものと思う。
意見をぶつけ合い,互いに思うことを発露し合い,互いの誤解を理解し合い,コミュニケーションの重要さを理解することができたのでは。
その際にも言ったが改めて,皆に言いたいのだが・・・

人を傷つけることを恐れてはダメ。
互いに共通の目標をしっかりと認識できているのなら,隠し事や含む所を残していてはダメで,基本的に互いの思いや考えは,グループ内・ゼミ内でガラス張りにすべき。

研究を遂行する上で,「成功」を意識しすぎてはダメ。
成功は重要な基準ではない。
成功のためにする研究の何が楽しいのか。
苦悩を伴うけれども楽しいと思える研究をするのが大事。
そうすれば自ずと結果(成功)もついてくる可能性が高い。
大事なことは,研究それ自体が楽しいと思えるような,なぜ研究をしているのかというと研究がしたいから,というような状況・状態・環境を創りだすこと。

研究を「ポンポン」と順調に進めようと焦ってはダメ。
ポンポンと進むような研究は,ひょっとしたら「研究」ではないと怪しむべき。
良き社会システムの構築に資するためにしている研究が,それも学部生が行う研究が,そもそも順調にトントン拍子に進捗するわけがないのだ。
そんな研究があるとすると,どこかにまやかしがあると疑って良いと思う。

グループワークを進める上で,明確に各々の分担領域を認識すること,および研究の進捗状況を常に共有すること,良い意味での「貸し借り(ある人が特に別のことで忙しい時は皆で負担してあげ,その人が時間に余裕ができた時には皆の分まで頑張る)」といった関係を許容すること,などが重要ってことも認識できたのではないかな。

ゼミ員同士が良くまとまり,互助的な関係を構築し,結果として高い成果をあげている期は,必ずグループ生成初期に,騒乱期がある。
騒乱期があった方がむしろ良いのだ。
でも,長すぎてはダメ。
本日の反省会を良いきっかけとして活かし,騒乱期を早期に終息させることができるよう,グループ全員で忌憚なく意見を言い合い,議論を尽くしてほしい。

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