私には今でも親しい高校時代の友人がいるが・・・
その友人に昔良く言われた言葉は・・・
「お前は悩むのが趣味だな」
・・・これである。
私には,悲観主義の血が流れている。
それがうまく研究者としての私に活きている・・・と思う。
些細なロジックのミスも見逃したくない,気持ちわるいって感覚。
これは,研究者としての私を支えてくれているなぁ。
しかし,一方で
挑戦者として,結果を顧みずに,何事にもリスクを負うことができる側面もある。
私は,次の小説の一節を今でもそらんじることができる。
「楽天家たちは,
そのような時代人としての体質で,
前をのみ見つめながら歩く。
のぼってゆく坂の上の青い天に
もし一朶の白い雲がかがやいているとすれば
それのみを見つめて
坂をのぼっていくであろう。」
『坂の上の雲』(第一巻「あとがき」より)
なんとも魅力的な文章ではないか。
そう,私には反面,リスクを全く恐れない側面もある。
理想では,研究者としては悲観主義者に,
教育(改革)者としては楽観主義者に,と二面性を健全に回していくことができれば,と願わずにいられん。
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