11期生が卒論を仕上げるのに必死なのは分る。
そして,今週はゼミの時間以外は,私はほとんど対応できない。
しかし,だからといって,大学院生に甘えるのも大概にしなければならない。
多少なら構わないが,その善意に甘えて,何時間も時間を拘束するようなことは決してするな。
君らから見たら,大学院生は時間があるように見えるかもしれないが,実際には無駄にしていい時間なんてほとんどない。
ただひたすら孤独に耐え,研究に没入しなければならないのだ。
基礎的な文献を読み込むだとか,時間のかかる外国書をじっくり読み込むだとか,将来必ず生きる,しかし時間のかかる作業を繰り返さなければならないのだ。
それを怠れば,表層的な論文しか書けず,結果としていつまでたっても専任の教員の立場を得ることができなくなってしまう。
今が大事なのだ,今が。
11期生は自分らが作ってしまった状況を乗り越えるために,他人を踏み台にしようとしてはいないか,よく考えなさい。
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