11期生全員から論文大会後の自分の想いを綴ったメールを受け取った。
ここで紹介したいくらい素晴らしい文章で,私はその一つひとつを何回も読み返し,その都度目頭が熱くなっています。
ちょっと紹介しちゃおうかな・・・
R.H
(前略)
受賞を逃してから時間がたつに連れて、悔しさは増すばかりです。
一方で、私の中に2人の自分がいて、こけももの3人が去年どれだけ悔しい思いをしているか、演論に向けてどれだけ努力してきたかも知っているので、その努力が報われてよかったなと思っている自分もいます。
でもやっぱり悔しいですが・・・・・。
大会が終わったのですが悔しい気持ちが大きすぎて、全くモラルライセンシングになりません。
今週も来週もゼミをやりたいくらいです(笑)
(中略)
11期のみんなは信じられないくらい魅力的で心から尊敬しています。
いつも少し劣等感を感じながらも、その劣等感がエネルギーになっていて、そんなみんなとゼミができることが嬉しくて、それもまた私のエネルギーとなっていました。
何よりも先生のおかげで、12人も演論に出場でき、先生がいたから、私はここまで頑張れました。
辛いときは、先生が書いてくださった11期を励ますブログを読んで、「こんな素敵な環境にいれて、幸せなのに、ここで頑張れなきゃ一生後悔する」と自分に言い聞かせていました。
素晴らしい環境で、一生懸命取り組めた経験は私にとってかけがえのないものとなりました。
濃い時間を過ごせたからこそ、社会人になっても「あのときは、○○だった」と昔を振り返るのではなく、この経験を超えられるような経験をこれから何回も作っていこうと強く思いました。
M.O
(前略)
私は昨日の飲み会の際にもお伝えしたのですが、これまで全く自分の研究に、自分に自信が持てませんでした。
自分は一番にモデルを完成させることができ、また、西精工株式会社や株式会社栗山米菓にヒアリングに行かせていただいたりととても環境にも恵まれていました。
だからこそ、少しでも早く完成させて皆を安心させられる立ち位置にいる存在になり、皆の研究を手伝えるようにしようと考えていました。
しかし、改めて発表したとき、自分の研究にはまだまだまだ不十分な点が沢山あることに気づかされ、自分が考えていたような皆を安心させて支えられる立ち位置にいることはできませんでした。
自信というものをすこしづつ失っていました。
ただ、そんな状態でも、沢山言葉をかけて下さり、駄目なところははっきり伝えてくれる先生、そして、たくさんの指摘やアドバイス、自信を持たせてくる言葉を投げかけてくれる、一緒に頑張ってくれる仲間がいました。
そんな先生、仲間がいたからこそ、自分の研究に自信をもつことができ、そして大会に挑むことができました。
大会の結果は、自分自身が賞を取れなかったこと、本当はすごく悔しいです。
本当はずっとずっと自分の名前が呼ばれるのを待っていた。
しかし同時に、それと同じくらい、一緒に頑張ってきた仲間3人がとってくれたことがすごく嬉しかったんです。
そして、あの場に自分も賞をとれるかもしれない、という思いをもって参加できたことが嬉しかった。
賞がとれなくて本当に悔しいと思える研究を発表できたことが本当に嬉しかった。
だからこそ、昨日のあの場に、あの大会の場に、自信を持って立たせてくださって本当にありがとうございます。
先生にも11期の皆にも感謝の言葉でいっぱいです。
自分のことに本気で一生懸命やるのはもちろん、他のひとのことにも本気で向き合える、向き合ってくれる先生、そして11期の皆が大好きです。
本当にここまで一緒にやってこれたこと、誇らしく、嬉しく思います。
今回一つの目標であった大会は終わりました。
しかし、まだ卒論発表会も論文も控えています。
これまでの先生や皆への感謝の気持ちを表現する舞台として、自分の悔しさややり遂げてやろう、という思いを出し切る舞台として、次はそれら二つに力の限りを尽くしたいと思います。
そして絶対に、自分自身でも周りからみても圧倒的に素晴らしいと思える研究を仕上げます。
M.Y
12月に入ってからは大会に向けて、ひたすらパソコンと向き合う日々でした。
終わったという開放感というのは、少なからずありますが、最後の一週間は同期をはじめ、先生にも心配をおかけしてしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ただ、今回の大会を通して、先生もおっしゃっていましたが、誰かが一方的に支えるのではなく、「みんながみんなを支え合う」これが11期だと強く感じることができました。
誰もが場面によって、それぞれを必要としている関係であり、必要なときに助けてくれる仲間だったからこそ、ここまで来られました。
この関係を築けたのは、今までの一つひとつの積み重ねであり、楽しいことも苦しいこともみんなで乗り越えてきたからこそです。
苦しいことも多かったですが、その結果として、最高の仲間になれたのなら、それらの苦しかったことも決して悪くないと思いました。
12月に入ってからは、先生には指摘ばかりされていて、決して楽しいものではありませんでしたが、自分自身の研究を振り返る上でも、11期の温かみを知る上でも、とても良い機会になりました。
特に11期の温かみを感じたのが、表彰式で私の名前が呼ばれたときに、私以上に喜んでくれ、泣いてくれた11期を見たときです。
自分が賞をとれなかったという悔しさ以上に、私が賞をとったことをここまで喜んでくれる仲間を見て、自分はなんて幸せなんだと強く感じました。
そして、私自身も、みさきやけんとの名前が呼ばれたときは、自分の名前が呼ばれたときよりも、何十倍も嬉しかったのを覚えています。
仲間の成果がこんなにも嬉しいと思えることは、今までにはありませんでした。
この渡辺ゼミに入っていなければ、きっと大学生活中、もしかしたら、今後一生味わうことがなかったかもしれません。
この渡辺ゼミを通して、私が今までに経験したことのない多くの感情を知りました。
その感情について知ることができたのも、先生をはじめ、先輩、後輩、そして同期のみんながいたからです。
今までも11期は好きでしたが、今回の大会を通して11期が大好きになりました。
この11期と先生と過ごせるのも、あとわずかだと考えると寂しい気持ちもありますが、悔いの残らないように最後までやり抜きたいと思います。
Y.K
(前略)
本当に演習論文大会楽しかったです。
やり切って良かったです。
最後の最後までご迷惑をおかけしました。本当にありがとうございました。
12月に入ってからはきつい日が多かったですが、昨日プレゼンをしている時がとてつもなく楽しく、本当にあきらめなくてよかったと心の底から思いました。
何十回も諦めてしまおうと思いましたが、 ケントやりょうや、まゆなど多くの11期に支えられてここまできました。
自分1人では、絶対に諦めてしまっていたと思います。
本当に11期でよかったと改めて感じました。
自分たちの掲げていた全員出場は無謀なことでありましたし、もう二度と同じことはしてはならないと思いますが、それでも自分たちのやってきたことに後悔はみじんもありません。
全員出場を目指していたからこそ全員がモチベーション高く、卒論に取り組めていたからこそ結果を出せたのではないかと思います。
今回、私は出場することがいっぱいいっぱいで大会で優勝や結果を出すことまで全く考えることができていませんでした。
だからこそみんなが賞をとってくれて心から嬉しかったですが、それでも賞をとっている3人をみて、悔しい気持ちもわきました。
出場するだけで満足していた自分がとても恥ずかしく、次こそは本当に勝つことを意識して論文作成に取り組んでいきたいと思います。
渡辺ゼミでの活動も本当にわずかとなってしまったので、残りゼミ生活後悔ないように頑張ってくらいついていきます。
Y.T
(前略)
昨日の結果を受けて、一番感じたのは「本当に悔しい」という気持ちです。
エンロンで優勝したいという思いは強かったので、悔しくて仕方なかったです。
伝わっていたと思いますが(笑)
エンロンまでの道のりは苦しいことも多々ありましたが、私はこれまで、研究をやる意味を感じなくなったことも、研究をやめたいと思ったこともありません。
それは、単純に研究を楽しめていたというのもありますが、最も大きな要因はエンロンで優勝したいという思いでした。
去年優勝したことで、そこから得られる喜びを知っていますし、努力すれば成果が出せるという自信もありました。
それに、なんとなく自分が好きなことを研究するのではなく、他人に見せても評価してもらえるような意義ある研究を残したいという思いもありました。
ですから、どうしても優勝したいと思っていたのです。
(中略)
ただ、今日振り返っていて、ここまで本気で取り組めたことによる成長も実感しますし、4月からこのゼミで卒論の研究を続けてきたことに対する充実感も強く感じます。
私がそういった姿勢で研究に取り組み続けることができ、現在の水準まで研究のクオリティを上げられたのは、渡辺ゼミだったからです。
ゼミに本気でコミットしてくださる先生がいて、仲間想いでいつでも頼れる同期がいたからこそ、ここまでこれたと思っていますし、この環境で研究ができている自分は本当に幸せ者です。
だから、今回の結果は本当に悔しいのですが、ここまで私を本気で研究に向き合わせてくれた渡辺先生とゼミの同期に心から感謝しなくてはと思っています。
2年前、渡辺ゼミを選んでよかったですし、今日まで続けてきてよかったです(やめようと思ったことは全くありませんが)。
M.W
(前略)
演習論文大会が終わり、久しぶりにぐっすりと寝ることができた今、11期が3位まで全部とれたことに嬉しく感じるとともに、悔しい気持ちもどうしてもあってその気持ちをかみしめています。
人前で自身の思いの100%を伝えることはやはり難しかったです。
しかし、私は、渡辺ゼミに入り渡辺先生や11期の皆と多くの時間を過ごせて、どんどん絆が深まっていけたことが何よりも嬉しく感じます。
今後、どんな試練が待っていても乗り越えていけそうな気がしました。
渡辺先生のゼミに入ることができ、多くのことを学べました。
以前までの私は挑戦心などがあまりなく、諦めが早い人だったと思います。
しかし、今では辛い時こそ、乗り越えられたら変われる気がすると挑戦心を持って、物事に向き合えています。
本当に、11期として学ばせていただきありがとうございました。
まだまだ、論文化が待っています。
渡辺先生や11期と過ごせている時間を思う存分かみしめていきたいと思います。
また、11期全員で素敵な卒業論文大会に臨めるよう、あんちゃん、わたる、ながよしへ助けてもらった分以上のお返しをしたいとも思っています。
W.S
(前略)
時に一緒に頭を振り絞りながら考えた仲間の研究がこうして表彰を受けて、自分事のように嬉しかった です。
しかし一方で、私自身とても複雑な心境で昨日という日を過ごしていました。
昨日の私は、あくまで観覧者であり、発表者ではありませんでした。
演習論文大会の完全なる主役ではありませんでした。
ゼミの仲間が生き生きと発表している姿を見て、なぜ多くの仲間ができることを自分はできないのか自問していました。
大会後、先生が全員を出場させることができなかったのは、自身の指導力がないせいだとおっしゃられた時、胸が苦しくなり、涙が出ました。
春合宿から昨日に至るまでの、日々を思い出し、12月に入ってからは休みの日が全く無いくらい、僕たちの研究に時間をかけてみてくれた先生にこんなことを言わせてしまった ことにとても悲しみ感じました。
僕が大会に出られなかったのは、先生の責任だということは絶対にありません。
11期の全員出場という目標は間違った決断であると仰られながらも、その実現に向け、先生が本当に多くの時間を割いて一緒にゼミをしてくださったことは感謝してもしきれません。
先生がここまでしてくださったのにもかかわらず、よって今回の大会に出場する段階に至ることができなかったことが何よりも悔しいです。
大会への出場を諦めなければならなくなった後、私は出場できるメンバーのサポートを全力でしようと思い行動をしていました。
先日の先生のブログや昨日の打ち上げの中でも褒めて頂 き、少しでもみんなの役に立つことができたと嬉しく思っています。
なぜ自身が出場しない大会なのにもかかわらず、みんなのために頑張れたのかというのを考えると、二つ理由があると感じました。
一つ目は、自身の遅れによって迷惑をかけてしまった人たちにけじめをつけなくてはならないという思いがあったからです。
締め切り直前期のもっちーやみつおの出来栄えを見て、先生が怒鳴ったとき、モデルの完成が遅れた人達によって引き起こされた、危機の深刻さに気付きました。
同時に、先生が涙を流しそうになりながらもっちーのことを気にかけている姿を見て、このような事態を引き起こしてしまった者として、何としてでも、先に完成させた皆には出 てもらいたい、そうでなければやりきれないという思いから取り組んでいました。
二つ目は、11期の皆が困っていたからです。
とても単純な理由かもしれないですが、これまで共に過ごしてきた大切な仲間が大会の出場に関して困っていたからというのが一番の理由だと思います。
自分の助けで困っている皆の力になることができるのであれば、できる限りのことをしようと思い行動していました。
理由を改めて考えてみると、自身の11期皆に対しての思い入れの強さを再認識しました。
私は、11期の皆とゼミで過ごす時間が本当に楽しく大好きです。
しかし、ふと先をみてみると卒業まで残り3ヵ月しかなく、ゼミをする機会もあまり残っていないことに愕然とします。
残りの皆と行う一回いっかいのゼミにも全力で取り組み、悔いのないものにしていきたいと思っております。
0 件のコメント:
コメントを投稿