2015年11月24日火曜日

恩師

私には,学部生時代に,事情があってゼミの恩師が二人いる。
3年生の時と4年生の時,それぞれ別の先生にゼミをしていただいた。
4年生の時に,ゼミの先生になっていただいのは,根本光明先生という会計情報システム論の先生であった。
4年生に上がるときに,先生がお代りになるとお聞きし,どうして・・・と内心不満に思ったことを良く覚えている。
しかし・・・根本先生は,言葉では言い表せないほど素晴らしい先生であった。

私が大学院に進学してからは,良く飲みに誘っていただいた。
「たけちゃん,ぐっといけ」という茨城弁が,今でも耳に残っている。
ぐいぐい飲まされて前後不覚になったことは一再ではなかったが,でも,私は先生とお酒を飲むことが本当に好きであった。

その先生が・・・本日お亡くなりになられた。
もう二度と先生のあの優しい声を聞くことができないことを思うと,心から哀しい。
でも・・・晩年先生はお身体を悪くされ,お酒を飲めなくなっていた。
天国でまた豪快にお酒を飲むことができることを思えば・・・

根本先生がおられなければ,私はあの厳しい院生時代の学究生活に耐えられなかったかもしれません。
根本先生のあの優しい笑顔とお声に接することで,どれだけ救われたことでしょう。
先生,本当にありがとうございました。
先生のご恩は決して忘れません。


合掌

0 件のコメント:

コメントを投稿