昭和文学が好きだ。
中也や太宰や白鳥や朔太郎など,挙げればきりがないのだが,そのひとりに坂口安吾がいる。
「白痴」や「堕落論」が有名だが,「二流の人」が特に好きだ。
日経新聞の日曜版に「半歩遅れの読書術」というコーナーがある。
今日,そこに猪木武徳氏の投稿されていた。
黒田官兵衛論というお題で,安吾の二流の人の次の言葉を引用し,語られている。
「天才とは何ぞや。
自己を突き放すところに自己の創造と発見を賭けるところの人である。」
ここぞという時に,「賭ける」ことができる人間が,天才ちゃうんかい,ってこと。
納得。
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