2013年5月22日水曜日

変わらないね

学生の父母向けに「草のみどり」という雑誌がある。
今月号の「商学部だより」というコーナーで,商学部事務室の職員の方が書かれた文章の中に,私が数年前に書いた文章が引用されていた。

大学の場において,
ゼミほど学生と教員が濃密に交錯する場所は他にない。
両者は,時にぶつかりあい,さまざまな思いが交差することもあるが,
学生は互いに助け合い,教員はそれをサポートし,高い研究成果を目指す。
議論においては,真理の探究のため,
容赦のない厳しい指摘が繰り返される。
しかし,他方では,共に遊び,酒杯を重ね,
感動を共有し,泣き笑いすることで,家族のような情愛があふれる。
ゼミとは,議論の場における,規律と苛烈さ,その場における暖かさと情愛が共存する,
げに不思議な組織である。



留学後に書いた記憶があるから,6年ほど前の文章かな。
ゼミに対する思いはまったく変わっていない。
今も当時と。
あと20年経っても変わらない。
そう誓おう。

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