私は,若いころ,器用ではなかった。
手先が,というより,世渡りが,ということである。
不思議なもので,最近は,その天然の世渡りの下手さが,世渡りが元々上手な人たちから見ると,世渡りが上手に見えるらしい。
まぁいい,人からどう思われようと,今やとんと気にならん。
が,ほんと,この世は面倒くさい。
まともに相手にする気にもなれん。
ふと漱石の小説の一節が想起される。
智に働けば角が立つ。
情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。
4年のSCKを見ていると,ほんと不器用。
でも,そいつが,俺に似ている。
頑張れよ,俺の前で泣くSCKに,何度心からエールを送ったことか。
不器用な奴は,昔も今も世の中生きにくい。
でもね,SCK,最後に,ほんとに最後に,笑うのは君かもしれないよ。
BSCのデータを一定数とることができたら,卒論発表会のトリは,君に変更する。
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