2012年12月25日火曜日

融通無碍

私は松下幸之助がとても好きだ。

誰しもが欠点をもっているが,それをポジティブに捉え,自己の成長につなげることが大事だということを教えてくれる。
松下翁は,体が弱く,また貧しかったため小学校しか出ていない。
しかし,翁は言う。
体が弱かったから,何でも自分でやらず(できず),人に思いきって任せることができた。
結果として,人が育った。
学がなかったから,分らないことは何でも人に聞くことができた。
だから,様々な知識を得ることができ,道を誤ることがなかった。

欠点をネガティブに捉えるのではなく,むしろ,それをアドバンテージにつなげる。
見習いたいものだ。

上述のように,翁は,分らないことについては良く人に意見を聞いた。
しかし,翁は,人のアドバイスを,すべて諾として受け入れるばかりではなかった。
一方で,非常に頑固に自説を曲げない側面もあった。
他方で,その意見に得心すれば,素直に受け入れた。

翁は,これを融通無碍といった。

非常に面白い。
興味がある。
でも,融通無碍,これの実践は難しい,そう思う。

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