2023年10月31日火曜日

スポーツ政策会議が終わり

参加した学生から、これまでのグループワークのこと、そしてその間にどういうことがあり、そして得られた結果のことなどについて、長文のメールが届いている。

特に、3年ゼミ長のダイスケからは、歴代最長じゃないかってくらいの長さのメールが届いた。

短編小説ぐらいあるかも。

グループのメンバー一人ひとりについて、最初はどんな態度だったのか、そしてどんなことがあって、最終的にどのようになったのか、詳細に記されていた。

熱い男だ。

情熱だけは、過去の期の誰にも負けないものを持っている。

後は論理的な思考能力を高める訓練だな。

まだまだ伸びしろがあると思う。

鍛えがいがある。

プロデュース論6回目!!

本日の講師の先生は,長く東京エージェンシーにお勤めで,今夏に独立されて㈱STAGEを起業された,クリエイティブディレクターの野口大介氏。

プロデューサーとクリエイティブディレクターの役割は,根本的には一緒。

いずれも目的を定め果たす人。

一言でいうと総合責任者。

違いがあるとすると,クリエイティブ・ディレクターは主にクライアントの課題解決のために存在していて,みんなを巻き込み,元気に最後まで導く,船長のような役回りを果たす。

たとえば,課題抽出,戦略立案,コンセプトづくり,実施(プロダクト,CM,デザイン,イベント,WEB・SNS,PR)など,コミュニケーションやビジネスに関することまで様々。

課題解決に導くフレーム。

現状の商品の存在価値に課題があって,どんなところまで行けるといいかな,というところにちょっと無理めなミッションを定め,その間にコアアイデアがある。

例,平凡な学生の課題として「つまらない」というのがあり,大学一の彼女と付き合うというミッションを定め,それをコンプリートするためのコアアイデアを考案することが大事。

現状の商品がそのミッションをクリアするために強烈なエンジンになるものを「コアアイデア」と言う。

良いコアアイデアは,ターゲットや世の中に良い影響を与えるブランドアクション(ブランドの存在意義を行動で示す課題解決行動)。

コアアイデアを考える視点。

①クライアントの商品やサービスをしっかりと理解する。「らしさ」をイメージする。

②コアファンを見つける。

③本能的に揺さぶられるか

④世の中や空気,当たり前の「逆を見る」

⑤メディアは届ける場ではなく「着火場所」ととらえる

⑥アイデアが閃くシーン(例えばランニング中)を見つける

⑦もっとも大事なのは「着地点」


課題解決事例1

子供とシニアの公共放送であるNHK,設定されたミッションは,NHKが甲子園のような青春装置になる。

課題としては,18歳はそもそもNHKを見ない。

設定した視点は,18歳が主役で超有名なアーティストが脇役になる。

コアアイデアは1000人の18歳が主役になる「18祭」。

1000人の18歳が主役,ONE OK ROCKと奇跡のステージを創る。

憧れのアーティストと一緒に奇跡のステージを創る。

強い参加性,努力,勇気がイベントの成否を左右する。

かけがえのない体験を提供し,人生の可能性を感じてもらう。

18歳に動画で応募してもらう。

それをみてONE OK ROCKに曲を創ってもらう(「We are」)。

このプログラムの再放送のリクエストがNHKで過去最高のリクエストがあった!!


課題解決事例2

課題は,バーガーキングのブランドコンセプトは「Your way(すべてはあなた次第)」だがほとんど知られていないこと。

視点は…ハンバーガー=マクドナルドが当たり前だが,本当に当たり前なのか?

当たり前の逆をいく!

これまで,直火焼きで大きなハンバーガーという売りだが,トッピングとかも自由(有料のものもあるが)なのだが,その「Your way」がほとんど知られていない。

設定したミッションは,お客様好みのハンバーガー。

コアアイデアは,プレミアム・フライデー・ワッパー(PFW)。

プレミアムフライデー4年目のタイミングで,中身が不明の金のPFWを発売。

実は,名前だけプレミアムで,いつもと変わらないワッパー。

箱の裏にはトッピング自由な無料券付き。

ブランドコピーのYour wayっを体現したブランドアクション。

着地力は…キャンペーン当日にほぼすべての都内店舗をチェックする。


課題解決例3

明治のDearMILK,原材料は乳製品のみ

アイスはそもそも乳製品なので,凄さが伝わらない。

アイス市場の新製品はほぼ生き残れない。

アイスの美味しさはそもそも乳製品,卵,砂糖,バニラビーンズ,安定剤,季節のフレーバー原材料など,「足し算」でおいしさをツ窮してきた。

DearMILKは真逆の引き算的な発想。

コアアイデアは何も足さないアイス。

ミッションは新王道アイスクリームにする。

何も足さない広告。

真っ白な広告。

目を凝らさないと見えないくらいのうす刷りで,DearMILKのことが。

広告は単に認知で終わることが多いが,自ら目を凝らしてみて,うす刷りを発見して,原材料乳製品だけっていうコピーを見つけ,理解する。

理解をプッシュせずに,自ら理解するような仕掛け。

以上は大きな反響をよんだ。

フォロワー

現時点でX(旧ツイッター)のフォロワーが152人に。

個人でXのアカウントを持ってから,2カ月間で。

これが早いのかどうかは分からないけれども,なんとなく着実に増えている感はある。

結構,毎日いろいろなことがあるので,それなりにつぶやくことも多く,またつぶやく内容もある程度バラエティに富んでいるからかな。

楽しくポストできているので,まぁ,やってよかったわ。

不器用だけど…

ゼミの選抜についても、ゼミの運営についても、ほとんど言葉を発しないけれども…

悔しい結果に終わったプレゼン大会後に、長文のメールで自分の想いを語ってくれるフウタ。

そして、請わなくても写真を送ってくれるフウタ。

誰一人同じではない、だからこそ、面白い。

20期生は、面白い。



2023年10月30日月曜日

闘う者同士

日曜の結婚式で、客観的にみればいわゆる「ガチゼミ」出身の、渡辺ゼミ以外の中大OBOGと飲む機会があった。

ゼミの話が会話の中心になるのは当然としても、頷くポイントがすべてシェアできていて、あぁ言語は同じなんだなぁと首肯することしばし。

まったく違和感がなかった。

…ということなんだと思う。

今回、やたらと渡辺ゼミの応募者が増えて、それはテーマを選好してってのがほとんどだと思うが、つまるところ結局最終的には「人物」が見られるってことなんだと思う。

渡辺ゼミとして一緒に闘う仲間たりえるかどうか。

これである。

渡辺ゼミでは闘う環境を準備する。

求められるのならば、どんなにも困難でも。

しかし、それはいわゆるゼミ面接をクリアしたからではない。

渡辺ゼミという組織の同志として、受け入れられてこそ、だから。

渡辺ゼミに合格したから、だから何か特別な環境が得られるわけではないということを理解してほしい。

同志、志を等しくする者同士、切磋琢磨して、互いに成長を後押しして、その先に見える光景を確かに一緒に俯瞰して…ってそういう関係性や精神性が共有できてこその、ガチゼミなんだと思う。

同志だからこそ、私の希少資源、そして私のネットワークという資源を、振り向ける。

同志になれないやつにかまっている暇はない。

たとえ、それが現在、渡辺ゼミに属している人間だろうと。

2023年10月29日日曜日

バスケな二日間

昨日と今日、中大バスケ部のホームゲームが立川立飛アリーナで開催された。

振り返ってみると、本当に大変だった…

隔週で、アリーナの方や、そのアリーナを本拠地とする立川ダイスの方とミーティングを行い、調整してきた。

正直、準備している時には、もう今年でこんなイベント終わりでいいなって思うんだけど、終わってから本当にたくさんの人たちに、感謝の言葉を頂戴すると、また頑張ろうかなって思ってしまう。

単純な人間なんだよね、結局、俺って…笑

バスケ部員たちは…ゼミ生とおんなじくらい、皆、可愛い。

しょうがねぇなぁ。

また来年も頑張るか!!

しかし、大事なことは、きちんとしてリフレクション。

これはしっかりやろう。

部内はもちろん、ダイスとも。





SPJ特別賞受賞!!

スポーツ組織のフロントスタッフが抱く感謝感情が、自律的な社会貢献活動を促進していることと、そのメカニズムを解明した3年生のグループは、本日、スポーツ産業学会主催のスポーツ政策会議(SPJ)で、PwCコンサルティング賞という特別賞を受賞!!

本人たちは、最優秀賞を目指していたので、納得はしていないと思うけれども、毎年のことながら完全アウェイに近い状況で、力ずくで獲得した特別賞だ。














誇ってよいと思う。

本当によく頑張った。

今日は、飲んでいいよ。

そして、泣いて笑い、仲間と労いあいなさいな。

これで一昨年に特別賞、昨年に優秀賞、そして今年に特別賞と、毎年、何らかの賞をSPJでは獲得している。

来年こそは、頂に立ちたいね。

現在、選抜中の21期生は、今にもまして粒ぞろいだから期待できる。

が、賞はあくまでも結果。

大事なのはプロセス。

3年生は得難い経験をして、得難い仲間を得た。

それで良い。

いや、それが良い。

2023年10月28日土曜日

さぁ本番だ(final)!!

渡辺ゼミの3年生が,スポーツ産業学会主催のスポーツ政策会議でのプレゼンに臨む。

Jリーグのクラブスタッフの感謝感情が,社会貢献活動を促進するメカニズムを解明する研究。

私の知り合いのJのクラブの人たちが,一様に実に面白いテーマと言ってくれている。

私も,そう思う。

とはいえ,SPJは61チーム,500名近い学生が集う大会。

https://sites.google.com/view/spj2021/

とにかく,予選は突破してもらいたいが,分科会で1位にならないと明日の決勝に進めない。

もはややるべきことはやっただろう。

あとは過度に緊張せず,楽しんでプレゼンすると良い。

この1カ月の間,本当によく頑張ったよ。

ダイスケ,ハンナ,フウタ,トモヤ,カホ,ユカ。

皆,最後の最後まで投げ出さず,決して力を抜くことなく,ここまで駆け抜けてきた。

正直,ここまでやり切れるとは,私も思っていなかった。

プレゼンファイルのクオリティは,昨年のうちのゼミのSPJ参加グループのそれより,高い。

昨日の最終チェックの後に褒めたのは,決してその場に2年生がいたからではない。

本心から褒めた。

この水準まで来たら,予選で終わることは考えられない。

懸念すべき点があるとすると,やはり諸君の発表がスポーツ政策というよりはビジネスよりであるということぐらい。

とにかく,このレベルまで到達することができたんだ。

自信を持って良い。

私はこれまでの諸君の苦悩を絶対的に支持するし,そしてなにより諸君を誇りに思う。

堂々とプレゼンすれば良い。

楽しんでこい!!

さぁ本番だ②!!

 今日,中大ホームゲームに続いて本番を迎えるのは,スポーツビジネスチャレンジの学生たちによる,立川ダイスの試合におけるイベント企画!!

立川ダイスの町井丈太選手は,中大バスケ部出身なので,丈太のジャンプシュートの最高到達点がどれだけ凄いかを体感してもらうために,丈太の等身大パネルを用意!!

最高到達点と子供が届く程度の高さに,お菓子入りのピニャータをつるし,それを棒でたたいて割ることができると,お菓子が降ってくるという仕掛け。

是非たくさんの方に楽しんでいただきたいです!!

こちらも中大の教職員・学生さんは無料です!!





さぁ本番だ①!!

今日,本番を迎えるのは,まずは中大バスケ部のホームゲーム。

私がアリーナを確保して,それから部員が力を合わせて準備してきた。

それが今日の12時から。

立川立飛アリーナで!!

魂のこもった試合をするので,ぜひ今からでも間に合うので,観戦に来てください!!

私もベンチに入っています!!

中大の教職員・学生さんは無料です!!

教職員証か学生証を忘れずに!!



2023年10月27日金曜日

この週末は…

昨日、判定ミーティングも含め、9時間かけてゼミ面接を行った。

応募者の学生には、合格者には本日中にメールで連絡すると伝えたが、合否判定を終えることができず、月曜日に連絡するとお詫びのメールを送ることとなった。

なんか忙しいんだよなぁ。

今朝、町内会の仕事を終えてから大学に向かい、午前中まずは諸々の雑事を片付ける。

それから合否判定について考えて…お昼を急いで食べ、3限は大学院の授業。

4限の時間帯は、3年生のグループワークに付き合い。

5限の時間帯は、スポーツビジネスチャレンジ(SBC)の授業で、明日の立川立飛アリーナでのイベント企画の最終チェックを行う。

研究室に戻り20時ぐらいまで、また合否判定について考え…結局、終わらず。


明日は、記念すべき初のホームゲームを中大バスケ部が主催する。

12時からの試合にベンチに入る。

14時ぐらいに中大の試合が終わると、その後の17時からの立川ダイスの試合のイベントをSBCの学生がプロデュースするのだけれども…本来、その責任者として引き続きアリーナにいなければならないのだが…教え子の結婚式にどうしても出席しなければならず…急ぎ目黒方面に向かうことになる。

明後日の日曜日も中大バスケ部のHGと、SBCの学生によるダイスの試合のイベントプロデュースがある。

日曜はもう朝から晩までアリーナ。

月曜日には、ゼミの選抜を絶対に終えないと!!


2023年10月26日木曜日

苦悩…

誰でも心のうちに闇を抱えている。

私もそうだ。

順調満帆な人生の真逆の人生を歩んできた。

そんな私も大学のゼミがあったから変われた。

初めて「大人」を好きになった。

それが私の師匠。

厳しい人だった。

でも、ふわふわと生きてきた私には新鮮だったし、何より人間らしかった。

人生を変えてくれた。

かほど左様にゼミは大学において最も重要な授業。

ゼミこそ大学だし、大学といえばゼミというくらい。

だからこそ、私のゼミを志望してくれた学生の想いにはできるだけ応えたい。

が、しかし、私にも指導に充てる資源には限界がある。

過去最多の合格者数はたしか21名。

それ以上は…無理だ。

その過去最多の合格者数を出したとしても、17名を落とさなければならない…

行動で示してくれた人を優先する。

それが大事な基準。

ゼミ訪問をしてくれたり、過去の講座での振舞いを考慮したり、とにかくあらゆる要素を加味して総合的に判断する。

合格と不合格の境目は、本当にコンマ何点の差になるだろう。

なぜ不合格だったのか問われて、なんと答えることができるだろう。

コンマ何点で落ちたって、事実を伝えた方が良いのか…


私は実は大学院を一回不合格になっている。

後に副指導教授の先生に聞いた。

0.5点足りなかったよって。

ショックでなかなか立ち直れなかった。

しかし…大学院の試験は浪人すればリベンジできる。

人生で最も勉強した浪人時代を経て、これも後に聞いたのだが、翌年は一番で大学院に合格した。

あの一年が私の性根を創った。

だから、今では有難い経験だったとポジティブにとらえることができている。

だが、ゼミの試験は一度きり。

彼ら彼女らにリベンジはできない。

しかし…と思う。

人生に起きるすべてのことには意味がある。

ここで不合格になったとしても、それには必ず意味がある。

顔を上げ強く前進してほしい。

2023年10月25日水曜日

古い写真がまた

ずいぶん古い写真をまた発見。

ここ数年触れていなかったフォルダをたまたま開いた結果。

この写真は,1~4期のゼミ生たちが,この2か月後に2年間渡米することになっていた私のために,熱海で壮行会を開いてくれた時のもの。

2005年2月ごろかなぁ。

とにかく皆とよく飲んだ記憶がある。

18年前だから,皆本当に若い。

私もまだ37歳か…若いし,髭がないし,ちょっと太っているなぁ。



2023年10月24日火曜日

ここを乗り越えていけ

渡辺ゼミのOBOGは知っていると思うが…俺はあまり褒めるのが得意ではない。
昨晩、3年生の一つのグループが皆必死な顔で、プレゼン大会のファイル提出期限ぎりぎりで、俺のところにきて、フィードバックを求めてきた。
昨日だけで4時間半…
この3週間、ゼミの時間以外で、毎週に3回ぐらいチェックしてあげてきた。
本当に一所懸命、それこそゼミのグループワークに全身全霊をかけてやってきた連中だから、毎回、今日こそは褒めてやろうと、臨む。
でも…褒めてあげられなかった…
だって…それじゃ、スポーツ産業学会の学生プレゼン大会で優勝など、夢のまた夢だったから。
ここで、俺は褒めた方が良いのか…ギリギリのせめぎあいの中で、今日こそは、もういいだろう、本選にすら進めなかったって、他の大学の連中の方が一歩前を言っていたね、とか、我々のテーマはこの大会の方向性とちょっとずれていたね、とか…
逃げようと思えば、いくらでも逃げられる…
今日こそは褒めてあげようと思って、学生のプレゼンを聞くのだが…ここで褒めたら、奴らが負けると分かっていて…褒めたら…何かが崩れる…俺にはできない。
そもそも、それが本当の優しさなのか?
このご時世、これだけ馬鹿みたいにただひたすら目標に向かって、全身全霊で進む若者たちを俺は知らない。
俺は完全に奴らを支持している。
褒めやしないが、徹底的に俺は奴らの味方だ。
論理的思考とか、「なんとなく」を排除できているとか、そんなことはまだまだまだまだだけど、俺は奴らが可愛くてしょうがない。
11期の連中が、とにかく俺を拘束しまくった9年前を思い出すぜ。
https://www.youtube.com/watch?v=iIr9HYjAcD0
そして、9期もさ。
https://www.youtube.com/watch?v=5_rLV0B9BXM&t=133s
同じぐらいやってやるよ。
いやそれ以上でもいい。
容赦はしないぜ、でも。
11と9は例だかんね、他の期もおんなじ!
いや、それぞれ特徴があって、どれ一つ同じじゃなかった
これは12期か
https://www.youtube.com/watch?v=ISB4uG69xYQ
ユーチューブで見ていると、次から次へとうちのゼミの動画が関連で出てくるわ!

懐かしい写真

こんな時代もあったなぁ

合宿の晩の一コマ

こんなんでだいたい明け方まで飲む

普通にタバコを吸っているのがいるのも もはや隔世の感あり

このころは私も喫煙者だったからね

ゼミ生も吸いやすかったろう

こんなんを毎晩やる

三泊四日で睡眠時間5時間なんても珍しくなかった

2・3期の合宿だから2003年ごろか

今から20年前

私もまだ30半ば

とにかく若かった

今じゃ無理だし そもそも学生がそんなに酒を飲まんし

歳が10ちょっとしか離れていないから 年の離れた兄貴みたいな感じで やつらも話しやすかったろう

こいつらももう40代半ば。

企業の中核の人財に育ってくれている



2023年10月23日月曜日

ゼミの選抜にあたり

ゼミ生の選抜は難しい。

今週の木曜日に新ゼミ生の選抜をひかえ,改めて思う。

今回は一次募集で38名の応募があり,二次募集に進むことはないだろう。

ところで,一次募集で終わろうと,一次の応募が少なく二次募集に進もうと,これまでの経験からすると,そのゼミが「良い期」になるかは関係ないように思う。

良い期をどう定義するのは難しいが…

昨日結婚式に参列したななえが属する10期というのは,私の現在の認識では確実に良い期。

研究パフォーマンスは並み。

途中でゼミ長が交代するなど,現役時代の人間関係も波乱続きで。

10期の素晴らしさは,奴らが卒業してから分かった。

私の未熟さゆえに,彼ら彼女らの素晴らしさを現役時代に気づくことができなかった。

彼ら彼女らは,一人ひとりが,他のゼミ生に起こったこと(起こること)を自分事としてとらえ,むしと自分のこを後回しにして,他のゼミ生のために力を尽くした。

なかなかできることではない。

本当の親だって,自分の子供のために,何かを犠牲にすることには困難を感じることがあるのに…

渡辺ゼミでは,コロナ前は,卒業したその年の夏に,私の自宅に呼んでBBQしていた。

10期の連中も一人を除いて,そのBBQに全員参加した。

欠席した一人は,地方に在住しており,しかも飲食業だったので,土曜日のBBQに参加できなかったのである。

ところで,そのBBQをしていると,ふと気づいた。

彼の同期の連中の何人かがお酒を全然飲まない。

もともとお酒が弱い奴だったのだが,それでも全く飲まないので不思議に思っていた。

また,でっかいスイカを2つ持参してくれただが,一つはスイカ割りのために使い,食べたのだけれども,一つは残したまま。

これについても怪訝に思っていた。

そして,宴も終わりに近づいたときに,その残っていたスイカに「光のために一言書いてください」って言う。

そう,BBQにこれなかった地方在住の奴が可哀そうだから,スイカに寄せ書きして,それをもってこれから沼津に行くんだという。

お酒を飲まなかったのは,これから車を運転するからだった。

この話を聞いたときに,心から本当に心から嬉しかったのをよく覚えている。

あぁこれがうちのゼミなんだと思った。

うちのゼミはうちのゼミのことを本当に理解して,そのうえで本当に必要としてくれる人を採用したい。

でも,それがかなり難しい。

言葉では何とでも言えるから。

今年も悩みに悩むことになる…

以下は,10期の連中が光にスイカを沼津まで届けに行った時の写真。



2023年10月21日土曜日

リカバリー経験?

 今、4年生のナユとミカが、ウィークデーの仕事で蓄積されたストレスを、週末の自己成長につながる取り組みや、心身のリフレッシュにつながるリラックス経験を通じて、仕事から適度に離れることができ、結果として週明けの仕事に活力をもって臨むことができるのでは、という仮説を立証しようとしている。

私は今日、早めに起きて畑に出て水やりをして、それから安納芋の収穫作業をして、それから1時間半ほどテニス・ボールをバチバチ打ち合う。

ちょうど正午ぐらいに帰宅し、大好きなトマト・スパゲッティを食べ、少し昼寝。

それから大学に向かい、サッカー部の試合を動画で視聴しつつ、仕事をして、夕方から3年生のグループワークに付き合う。

だいたい2時間ほど。

19時ぐらいに帰宅して、家を出た娘二人が帰ってきていたので、一緒に楽しく晩餐。

で、明日、結婚式で朝早いので、本でも読みながら早めに寝ようとしているところ。

今、心地よい疲れに浸っていて、結構ハッピー。

リカバリーできているってことか?

2023年10月20日金曜日

ギャップ!!

今日のPBLの授業で強調したこと。

それは「ギャップ」。

人はギャップに感応し、ギャップに感動し、ギャップに笑い、ギャップに意味を求める。

https://www.youtube.com/watch?v=vepTYVHb7uw

この動画、数年前に一緒に仕事をした大野鉄平君のプロデュース作。

カンヌの広告部門の金賞だぜ。

その彼にビジチャレで動画を創ってもらった。

パンサー尾形さんのこれ。

https://www.youtube.com/watch?v=PC3fAZAgbVs&t=3s

これもギャップ。

ギャップだぜ、アイデアの行きつく先はさぁ。

予定調和や直感的にそうそう、なんて世界を飛び出してみろよ。

反直観、そして違和感の世界へ!!

ギャップこそが社会を動かすんだぜ!!

Don’t feel, thnk!!

研究をしている際に、ロジックの構築や論理的な展開を整理している際に、「なんとなく」は絶対にそして徹底的に排除しなさい!

ブルース・リーが言っている真逆をせよ。

すなわち、Do not feet, think!!

https://www.youtube.com/watch?v=4O9o4CKTGzQ

言いたいことは、そこだけど、ちなみにブルースリーは本物だった。

以下のチャックノリスとの格闘シーンは伝説。

https://www.youtube.com/watch?v=f-q5FLtlUOI

2023年10月19日木曜日

番狂わせ

最近、Hump Backが好きで、朝よく聞いている。

オジサンなのにね、まだまだこの詩が響くんだよなぁ。

「番狂わせ」

https://www.youtube.com/watch?v=zlcn57wdr9E&list=RDd6i4AtCxrDo&index=3

おもろい大人になりたいねぇ。

俺自身、臆病者だし、笑われ者だし。

でも、それで良いって。

おもろい大人になりたいわ。

ってか、渡辺ゼミって番狂わせを目指しているよね。


街の灯りは頼りなく光るだけだよ

浅い眠りがどうしようもなく僕らを不安にさせる

終わりが来る その前に

イエス! 生き抜くために生きてる


イエス! 生き抜くために息してる

出るとこ出て 引くとこ引いて おもろい大人になりたいわ

イエス! 息抜くために生きてる

イエス! 息抜くために息してる


やることやっても足らんくらい しょうもない大人になりたいわ

どうせなら 番狂わせ 番狂わせ 番狂わせ

陽の目を浴びた 飾るだけの栄光だよ

浅瀬で吠えるなんて


僕らには何の意味もない

僕らには何も聞こえないぜ

イエス! 生き抜くために生きてる

イエス! 生き抜くために息してる


出るとこ出て 引くとこ引いて おもろい大人になりたいわ

イエス! 息抜くために生きてる

イエス! 息抜くために息してる

やることやっても足らんくらい しょうもない大人になりたいわ


どうせなら 番狂わせ 番狂わせ 番狂わせ

臆病者がゆく 笑われ者がゆく

僕たちが 歩く道さ

言いたい奴には言わしとけ


こちとらはち切れそうなくらい

生き抜くために生きてる

恥ずかしいほどに生きてる

泣いたり笑ったり忙しい おもろい大人になりたいわ


しょうもない大人になりたいわ

イエス! 訳もわからず生きてる

イエス! ただひたすらに生きてる

山あり谷あり それで良い おもろい大人になりたいわ


イエス! 息を切らして生きてる

イエス! 生きてるだけでイケてる

やってもやっても足らんくらい しょうもない大人になりたいわ

どうせなら 番狂わせ 番狂わせ 番狂わせ

2023年10月18日水曜日

なぜそんな熱心に…

今日の夕方、ゼミの募集に関わり、だいたい20人目ぐらいかなぁ、数名の2年生の研究室訪問があった。

その際、その2年生の一人になぜそんなにゼミ生に熱心に指導をするのか、理由は何なんですか、と問われた。

それで想いだした。

初対面の学生に正直恥ずかしかったが、冒頭に正直に話すと言明したので、正直に今日来てくれた4名の2年生には話をした。


私の父は、あまり子供と相対して語る人ではなかった。

直接、私に話をしないのに、PTAの会長なんかを勝手に引き受けて、卒業式とかの祭事で壇上からワンノブゼムの息子に語りかけるような、そんな男だった。

その代わり、私の母方の叔父は高校教師で、私には素直に尊敬できる人であった。

昔の共通一次試験で地域別ではあるが一番になるくらいに優秀な人だったけれども、私の母を含めて多くの兄弟姉妹を抱えた長男として、大学院に進まずに高校教師になった男だった。

その叔父が不治の病にかかり、病院で生死の境目を彷徨っているとき、私が見舞いに行くと、それが夜中だろうが、昼間だろうが、常に多くの教え子が見舞いに来ていて叔父に寄り添っていた。

結局、叔父は死んだが、最後の最後までいつも私を見るとこう言ってくれた。

「タケオはえらいなぁ」と。

私の結婚式で、あんまり飲めない酒を飲み、顔を真っ赤にして、一人で黒田節を歌ってくれた。

本当に嬉しそうな笑顔で…

そして、会うたびに言ってくれた。

「タケオはえらいなぁ」って。

でも…いつも思う。

俺は全然まだ偉くなんてないんだって。

だから、ゼミ生に求められらば、俺はその求めに応えるんだ。

高重おじちゃんは、俺に教師としての生涯の向き合い方を教えてくれたんだ、きっと。

と、今、思う。

俺は偉くなんて全然ない。

俺なんてまだまだだ。

おじちゃんには到底まだまだかなわない。

だから、俺はきっと学生に向き合うんだ。

分からんけど、きっと、そう。

それが学生と向き合う理由…だと思う。


2023年10月17日火曜日

プロデュース論4回目!!

本日のプロデュース論にご登壇いただいたのは…電通で25年間,広告クリエイターを務められ,たくさんの広告賞を受賞してきた,中尾孝年先生!!

広告代理店の仕事って?

電通の仕事って?

広告クリエイターの仕事って?

クリエイティブな仕事は本当に面白いです。

なぜなら,今ご覧いただいたように,自分の努力と行動力次第でなんにでも挑戦できる仕事だから。

でも…楽しい仕事は,楽じゃない!!

業界で働くことは決して楽ではありません。

めちゃくちゃ厳しくて大変です。

でもね,だからこそ他社では経験できない凄い経験をすることができる。

グローバル・スポーツビジネス・キャリア(GSBC)の記事!!

ブンデスリーガのフォルトナ・デュッセルドルフでのスポーツビジネス研修の記事を,The Digestで取り上げていただきました!!

先日の日本代表戦で2得点して,マンオブザマッチに輝いた田中碧選手が所属するクラブ。

https://thedigestweb.com/football/detail/id=73355

https://thedigestweb.com/football/detail/id=73356

今年もすでに10名の選抜が行われていて,来年2月の出発を心待ちしている段階。

来年も素晴らしい学びを学生に与えてあげたい!!


2023年10月16日月曜日

バタフライエフェクト

先週プロデュース論には、プロデューサー・演出家でもある,水野雅之氏にご出講いただいた。

その水野氏が、お薦めのテレビ番組を問われ、NHKの映像の世紀バラフライエフェクトと回答されていた。

ある一つの出来事が、のちにとんでもない結果を生じさせることもあり、その意外性が面白く、想像力を駆り立てられるとのこと。

この番組は月曜日の10時から。

現在、放送中。

今日のテーマは「一人の英雄から始まる憎しみの連鎖の物語」。

トーマス・エドワード・ロレンスの行為の帰結が描かれる。

私が毎週欠かさず視聴する唯一の番組。

今日も面白いわ。

ゼミの選抜

来年度の演習Ⅰの履修者を決める一次募集。
現時点で渡辺ゼミの応募者数は43名。
今日各ゼミの応募者数が開示されたので、それを受けて応募者は一度だけ応募ゼミを変えることができる。
なので、うちのゼミの応募者も増減する可能性がある。
例年、うちのゼミの応募者数は20名前後で、事前にかなり渡辺ゼミのことを調べてきてくれている子がほとんどなので、この変更期間を経ても、応募者数はほとんど変化しないのが通常であった。
が、今年はどうかなぁ。
ゼミ公開の際に、ゼミを見学しに来てくれた学生がちょうど30名。
そして、明日のも含めると、研究室訪問をしてくれたのは15名程度。
あまりうちのゼミのことを調べないで、応募している学生も多そうだ。
これからでも良いので、渡辺ゼミそして渡辺本人のことを知りたいという応募者は、メールで事前にアポのうえ、研究室を訪ねてほしい。

2023年10月14日土曜日

どうも今年のゼミの応募者は…

どうも今年のゼミの応募者はかなり多いようだ。

そんな情報があちらこちらから入ってくる。

ちなみに…

2022年は19名(現3年生,20期生)

2021年は27名(現4年生,19期生)

2020年は29名(18期生)

2019年は20名(17期生)

2018年は12名(16期生)

2017年は14名(15期生)

2016年は16名(14期生)

2015年は15名(13期生)

2014年は19名(12期生)

2013年は39名(11期生)

2012年は26名(10期生)

2011年は25名(9期生)

2010年は11名(8期生)

2009年は25名(7期生)

2008年は32名(6期生)

2007年は20名(5期生)

2005年4月から2007年3月まで,ワシントン州はシアトルのワシントン大学のビジネススクールで在外研究を行ったので,この間のゼミは担当なし。

2000年4月に中大に赴任して,4月募集して4名の学生(つまり1期生)が応募してくれたのを記憶している。

2001年からの2期生の応募が何人だったか記録に残っていないのだけれども,最終的に卒業したのが12名ぐらいだから,応募者は10数名いたと思う。

2002年からの3期生は応募者が10名で,韓国人,中国人,台湾人も在籍する国際色豊かな期だったね。

2003年からの4期生は応募者が12名で,この期が渡米する前の最後の期。

応募者が10名台だったときは,大概二次募集をしていたと思う。

さて,今回の応募者数が,過去最高の11期の39名を超えてくるか…

でもね,11期の時を思いだすと,面接が長時間で大変だったということと,それ以上にたくさんの学生を落とすことが辛くて…

それが精神的に大変だった…

ほどほどが良いんだけどね…





2023年10月12日木曜日

挫折の連続だよ

今日はゼミの日。
4年生の卒論の進捗は例年より順調だし、3年生のグループワークも、スポンサーシップ班がようやく追いついてきて、全体的に良いペース。
スポーツ組織における感謝の研究をしているグループは、スポーツ産業学会のプレゼン大会でも、まぁまぁ良い成績を残すんではないかぁ。
他の3年生のグループも、今年は学内のプレゼン大会に出場意向を示しているが、まぁ良いセン行くのでは。

ところで、ふと先週のゼミ相談会の時に質問されたことを、ふと思い出した。
先生はどんな挫折をしてきたんですか?
数えきれないくらいの挫折をしてきたよ。
最後の最後まで全力で踏ん張って這いつくばって、それでも前に進もうとしたけれども、あえなく断念し、立ち上がれないくらいの喪失感を味わったことも、一再ではない。
何度も何度もある。
でも、その都度立ち直ってきた。
良く鬱にならなかったなぁと思うぐらいだが、そうならなかった理由は…やはり感受性を日頃大事にしていることかなぁ。
美しいものや素晴らしいものに感動し、意外な物事・事象に接して驚くこと等々、西田二朗さんの言葉を借りれば、魂が揺さぶられる経験を日頃とても大事にしている。
だから、耐えられるし、立ち直れるんだろうと思う。

過去にこのブログでも書いた。
http://wtakeo.blogspot.com/2022/12/blog-post_24.html
茨木のりこ氏の詩。

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

2023年10月11日水曜日

明日はゼミの日

ノーマルのゼミをしますが、もし2年生でゼミを見学したいという人がいれば、どうぞ15:10に5505室に来てください。

すでに1名、参加を希望している2年生がいます。

ゼミの公式な公開期間は先週、先々週で終わおり、ゆえに3年や4年の研究を分かりやすく説明したり、ゼミの説明プレゼンがあったり、というのはないですが…

研究の進捗の話や統計の話ばっかりで全然意味は分からないだろうけども…だけども、希望する2年生はどうぞ5505へ来てもらって結構です!!

うちのゼミに何か隠すことなんてありませんから!!

独りぼっちじゃない

高校生の頃から…もう40年近く愛しているキヨシロー

もう死んじまったけど…愛しているぜ…キヨシロー

https://www.youtube.com/watch?v=QnKykvIp4Ygim

今こそ歌の力が必要。


2023年10月10日火曜日

汚れちまった悲しみに

大学生の頃から大好きな詩人中也の詩に今宵は浸りたい気分。


汚れつちまつた悲しみに

今日も小雪の降りかかる

汚れつちまつた悲しみに

今日も風さへ吹きすぎる


汚れつちまつた悲しみは

たとへば狐の革裘汚れつちまつた悲しみは

小雪のかかつてちぢこまる


汚れつちまつた悲しみは

なにのぞむなくねがふなく

汚れつちまつた悲しみは

倦怠のうちに死を夢む


汚れつちまつた悲しみに

いたいたしくも怖気づき

汚れつちまつた悲しみに

なすところもなく日は暮れる

プロデュース論3回目!!

今日の中大商学部のプロデュース論の講師は,毎日放送のスペシャルエキスパートであり,プロデューサー・演出家でもある,水野雅之氏!プレバトとか,林修先生の番組とか,ヒット番組をバンバン出してきた,プロ中のプロ。


『プロデュースにまつわる誤解2つ』

①制作者に奇想天外な天才はいない。

プロデューサーは意外と常識人。

じゃ何が大事なのか?

プロデュースは総合力。

閃きは2%ぐらい。街ブラ,読書,人づきあい,ネット情報,映画,失敗の経験などインプットが大事。

プロデュースとは,自分の総合力から最適な要素を抽出すること(プロデュースとは,インプット:アプリのインストール,容量と抽出:OSのアップグレイド)。

②「ゼロイチ」という言葉に惑わされない。

世の中に新しい創造などない,あるのはただ発見である(ガウディ)。

企画とは「ありえない掛け合わせ」(鎌倉殿の13人「時代劇×ホームコメディ」。

掛け合わせの汎用性(「そうだ京都へ行こう」突発的×遠距離旅行,「厳島神社」海×鳥居,「WBCでの中居正広の言葉」泥だらけ×ストッパー)。

掛け合わせのコツ:徹底的に面白かった実体験を書き出す(プレバト:「言われたくない悪口」×「才能アリナシが一瞬で判明」)。

最近面白い出来事って何?という質問がポイント。

企画は,3つを掛け合わせたら特色が出てくる(「アメトーク」芸人×ひな壇×くくり,「ポツンと一軒家」Googleアース×過疎地の一軒家×生活の覗き見)。

3つのうち1つは「側(ガワ)」の要素を入れる(本質的なこと×本質的なこと×プラットフォームトレンドorレトロor出演者orランキングなど)。

「バナナサンド」は伝説的番組の画作りを掛け合わせてV字躍進(バナナマン&サンドウィッチマン×ハモリ我慢×8時だヨ全員集合)。

Non-verbalな面白さ(「8時だヨ全員集合」の「志村うしろうしろ!」,「Eテレのわんわんワールド」は50年前のコンテンツである,8時だヨ全員集合の要素を取り入れている)。


『企画をヒットさせるためのたった1つの公式』

できる仕事・やりたい仕事(第1象限),できる仕事・やりたくない仕事(第2象限),できない仕事・やりたくない仕事(第3象限),できない仕事・やりたい仕事(第4象限)

第2象限の仕事をすべき!!

やりたくなかった仕事でも,それによってオーディエンスが満足や感謝してくれると,まぁやってみてもいいかな,という気持ちになる(達成感が得られる)。

これを繰り返している第1象限に移行できる可能性が高まる(この道筋は公式化できる:クリエイティブのOSを実装・アップデートする(これは自分次第でできる。目の前のことを頑張ってT字を目指す。パソコンのスリープモードのような生活。日々を企画にする。)。運も味方につけてヒットする。周囲の見る目が変わる。仕事の幅が広がる。クリエイティブのOSの幅が広がる…)。

スタンスとしてNO.1を目指すべき。

NO.1になるには,コア・アイデアを絞り出すことが大事(プレバトは「知のビフォーアフター」,これはすぐに出てこない。変遷してたどり着く)

企画のコア・アイデアは自分自身のコア・アイデアにもなる。

第4象限から第1象限にはなかなかいかない。


『5つの普遍的なプロデュース術』

①VS構造(プレバト,有吉の壁,サンクチュアリ)

企画を外に開いてVS構造を創る(小倉優子の大学受験)

②「壁」を乗り越える(マツコの知らない世界,林先生の初耳学,人志松本のすべらない話)

③公式の美しさよりも見たいものを優先する

まつもtoなかい:ありえない組み合わせ

一番つらく最悪なのは「見たら面白んだよね…」

④本能スイッチ

ハイボール(ビールジョッキにハイボールを容れる),歯みがき粉(スースーする成分は葉を綺麗にするには必要ない,が,あれがスイッチとなって綺麗になった気になる),一本グランプリ(ポイントが蓄積されたのが可視化されていること,10ポイント獲得が明確,屈辱感が可視化,この10年でこんなに巧妙にスイッチが組み込まれているのは,ない)


『まとめ』

Youtube・Instagram・地上波…総力戦の時代が来た!!

新木優子:公式Youtube・TikYok・地上波「あらきあるき」

地上波だけではやっていけない時代になっている。

NoギャラでSNSで製作をしたが,結果としてマネタイズできている。

今は複数の媒体で勝負していかなければいけない時代。

多くの人を楽しませる企画の出し先は,マスとは限らない。

総力戦の時代で大切なこと…就活の志望動機を大切にしてください!

2023年10月9日月曜日

ゼミ訪問に参加してくれた学生さん

今年のゼミ公開とゼミ相談には,全部で30名近い学生さんが参加してくれました。

実際に先輩たちの研究報告を聞いてみていかがでしたか?

恐らく別の言語のように何を言っているのか,わけが分からなかったかもしれません。

しかし,1年後には,君らもそのレベルにきっと到達できます。

明日から研究室訪問に始まります。

すでに10人以上のアポが入っています。

応募を考えてくれている2年生は,応募の意思決定の判断材料とするためにも,また入ゼミ後のミスマッチの発生をできるだけ抑えるためにも,ぜひメールでアポイントメントをとったうえで,研究室に訪問し,私とお話ししましょう!!

2023年10月6日金曜日

渡辺ゼミにいると…

渡辺ゼミに入れば、専門の研究領域についての知識が得られるのはもちろん、ゼミでの学びに資する知識やスキルが得られる機会が提供される。

①外部のスポーツビジネスのプログラムへの参加

渡辺ゼミの受講生・OBOGは,ぴあのスポーツビジネス・プログラムを無償で受講できる可能性がある。

2023年度は,中大駅伝部に所属しながら渡辺ゼミを最後までやり遂げた卒業後1年目のヒロキが,きらぼし銀行様のご厚意による「渡辺ゼミ枠」により,7カ月の講座に参加中です!!

https://fan.pia.jp/psb/

7か月40時間ぐらいのプログラムで、25万円くらいかかるらしい。

スポーツビジネスの知識はもちろん、人脈ができるのが大きいらしい。

11月16日には、ヒロキの講座受講経験の報告をゼミの時間を多少使って行ってもらう予定。

現3・4年生はもちろん、おそらく入ゼミが決定しているだろう渡辺ゼミ合格者の2年生にも参加してもらうつもり。


②外部のスポーツメディアのプログラムへの参加

こちらは無償ではないけれども、割引価格で参加可能。

https://note.com/wbsports/n/n4c94e2e3ff42


③サッカークラブでのインターンやアルバイト

現3年生は川崎フロンターレでアルバイトをしている。

アルバイトとはいえ、フロンターレで働こうと思うと結構な倍率を潜り抜けなければならないが、今まで私が推薦した人は100%採用してもらっている。

その他にも清水エスパルス、松本山雅、町田ゼルビア、いわきFC、ベガルタ仙台でのインターンを紹介してきた。


④実務家へのヒアリングやスポーツクラブからデータ収集

私が担当しているJリーグビジネス論Ⅰ・Ⅱにご出講いただいているJリーグのクラブの経営者や経営管理者と、授業後ランチをご一緒して研究に関することについてヒアリングすることができる。

また、プロデュース論にご出講いただいたクリエイターも同様。

さらには、Jのクラブにご依頼してデータ収集のご協力も得ることができる。

実際、現3年生も、14のJリーグのクラブ、20ぐらいのJFL・地域リーグのクラブから協力を得て、150人くらいの方々からデータを得ている。


まだまだあるけれども、まぁ今日はこのぐらいにしておこう。

2023年10月5日木曜日

X(旧ツイッター)の運営を始めて

Xの個人アカウントを作成し,運営を始めてから,ほぼ1か月が経った。

https://twitter.com/WtakeoTama12

で,フォロワー数がちょうど100名。

これが早いペースなのか遅いのか分かりませんが,インプレッションはまぁまぁそれなりの数を頂戴できているようで,大変ありがたいです!!

2023年10月4日水曜日

渡辺ゼミの応募者の評価方法について

今年は,ゼミの応募者をどのように評価しているのか,かなりぶっちゃけちゃいます!!


応募者が定員を超過した場合,ゼミ公開とゼミ相談とか,さらには研究室訪問とかをしてくれた人はかなり有利になります。

例年の評価方法は次の通りです(今年もそうなるかは未確定ですが)。

100点満点で評価されます。

3年と4年のゼミ生20名ちょっとが全員,私が作成した評価シートに基づき,面接の評価を行いますが,これが35点満点です。

20名ちょっとのゼミ生の評価の平均値が用いられます。

私の面接評価の持ち点も35点満点です。

それからレポートも提出してもらいますが,これが20点満点で,私が評価します。

以上で,ゼミ生評価35点,私の評価35点,レポート20点で,90点ですよね。

残りの10点のうち3点がゼミ相談・公開への参加特典となり,研究室訪問をすると7点程度が付加されます。

なぜ,ゼミ相談・公開,研究室訪問を重視しているかというと,ミスマッチを防ぐためです。

実際にゼミを観察し雰囲気や,ゼミの進め方,研究内容,研究水準などを体感してほしいし,所属しているゼミ生の生の声も聴いてほしい。

研究室訪問をしてもらい,私に質問してもらえれば,率直に何でもお答えします。

そうすること,渡辺ゼミの十分な情報を得てもらい,そのうえでゼミに応募するかを判断してもらいたいのです。

明日はゼミ訪問とゼミ相談の第2弾!!

昨日のゼミ連主催のゼミ紹介の場(5203号室)には,たくさんの2年生が来てくれたみたいですね。

教室に入りきれない人もいたとか!

ま,渡辺ゼミはファーストバッターで,それ以降に別のゼミの紹介のターンもあったから,全員が渡辺ゼミに関心がある人ではなかっただろうけれどね。

でも,最初のターンである渡辺ゼミの紹介時間に間に合うように来てくれているということは,関心を持ってくれている人が多いということかなぁ。

明日,第二回目の渡辺ゼミの公開ならびに相談会を実施します!!

スケジュールなどは以下の通りです!!



2023年10月3日火曜日

プロデュース論2回目!!

今日のプロデュース論の登壇者は,バラエティ・プロデューサーの角田陽一郎氏!!

TBSで,スーパーからくりTVとか金曜日のスマたちへ等を演出・プロデュースしてきたプロ中のプロ!!

クリエイターの4象限

なかみ⇔しくみ

かつぐ⇔かつがれる

なかみ・かつぐ=プロデューサー

なかみ・かつがれる=ディレクター

しくみ・かつぐ=ベンチャー

しくみ・かつがれる=イノベーター

プロデューサーとディレクターは兼務しにくい。

プロデューサーは金を節約したいが,ディレクターは良いものを創りたいのでバンバンお金を使いたい。

イノベーターがベンチャーの役割も担うのは悪いとは言わないが,その後で守りに入ることも多いので,一回成功すると先に進まなくなることもある。


天才じゃない人がクリエイターとして生きていくために必要なこと。

アイデアは新しいものしかヒットしない。

だから…新しいものを思いつけばいいのだけど,人類の歴史も長く,もはやもう新しいものは「ない」!!

新しい組み合わせを思いつくしかない。

A(Anything)×B(Boku)=O(Original)

何でも良いことを僕(自分)なりの観点でとらえることで新しくなる!

角田氏が「最速で身につく日本史」が売れたのは…

日本史をプロでも何でもない角田氏が捉えたから新しくなった!

例えば,一神教は矢沢永吉,多神教はAKB48と表現。

新しい!

自衛隊オタクがジャニオタを語ると,リアリティがありつつ新しい!!


タレント力とは?

例えば,お笑いという点と歌という点が結びつくと線になるが,線では売れない。

それに例えば,自衛隊という点があると,3つの点が結びつき,三角形の面になる。

その面積がタレント力。

面積が大きければ売れる!


FrameからFieldへ,ContentsからVortexへ,エンターテイメントビジネスが変化している。

Frameの中で中身を創るからコンテンツという。

しかし,Frameが崩れつつある(テレビ,雑誌,CDはなくなりつつある)。

今やFrameからVortex(渦)の時代。

真ん中にやりたいことを置き,それから周りを巻き込んでいくのが,新しい形。

2023年10月2日月曜日

ゼミに関する情報② 過去のゼミの雰囲気について

昨年,過去のゼミのことについて書いたブログの記事をまとめてみました。

今の4年生が結構これらを読んでいたみたいなので,現2年生の参考になればと。

今度の募集で渡辺ゼミももう21期目!

9期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/9.html

11期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/11.html

12期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/12.html

12期生と13期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/1312.html

14期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/1419.html

15期生について http://wtakeo.blogspot.com/2021/09/15.html

基本、上記は動画を作成してくれた期です!!

2023年10月1日日曜日

光の言葉

10期の光の結婚式は、オリジナリティ溢れる、参加していて楽しい結婚式であった。

最後の光の光のお父さんに対する言葉はとても良かった。

9期のイッシーがビデオにとってくれたので、ここにさらす。