今日は就活への配慮から4年生の3限のゼミはお休み。
その代わり4限以降の3年生のゼミの開始時間を早め、14時から始めることした。
もちろん3限に授業がある人は、それが終わってからで良いと伝えたうえで、時間を早めたわけだが。
14時少し前に5505に行ってみると…
参加できるはずの3年生が全員揃っておらず、プロジェクターとPCのセットアップも終わっておらず…
ちょっと腰を下ろしたいつも席を後にして、自分の研究室に戻った。
それから4限の開始時間に5505に再び戻り、席に座ると、なぜ今日のようなことが起こったのか原因を確認し内省を促したうえで、再び繰り返すようならば、外部の組織と連携したプロジェクトに関与させるのは難しい、と言明。
その後、いつも通りゼミをしたのだが、ゼミが終わり私が教室を後にしてから、20期生だけで今日のことについて内省し、今後のゼミ活動に取組む姿勢について今一度確認したと、数名から個別に連絡があった。
失敗はしても良い。
大事なことは繰り返さないこと。
今日、確かに1時間という時間は無駄にしてしまったが、20期生のその後の対応からすると、今後のゼミ活動を考える上では無駄ではなかったようだ。
また、今日は組織心理班に悲しい知らせをしなければならなかった。
スポーツビジネス系の2つのグループは、外部組織と連携して、新たなものを産み出すプロジェクトに携わっているので、必ずしもプレゼン大会への出場を意識していない(最重要視していない)のに対して、組織心理班はインター大会(経済経営系の日本最大の大学生によるプレゼン大会)に出場し、渡辺ゼミとして久しぶりに優勝することを目指していた。
しかし、過日商学部事務室から連絡があり、本年度のインター大会は開催が中止されたとのこと。
これが組織心理班にとってどのような意味合いを持つのか、過去にインター大会で激闘してきた渡辺ゼミOBOGにはよくわかるだろう。
泣いている子もいた。
口惜しさを前面に出していた子もいた。
あまりの感情の発露を目の当たりにして、当初はするつもりのなかった、ある提案をした。
調査委対象企業としてスポーツ組織を加え、その特殊性を通常の民間企業との比較で浮き上がらせる研究にすれば、スポーツ産業学会の学生部門に出場できる、と。
それで少しは落ち着いたようだったが…
組織心理班は、よくよくメンバー全員で、今後の方向性を議論するとよい。
しかし…あの感情の発露は、これまでどれだけ研究にエフォートを割いてきたのか、相当だったのだろう、ということを推察させる。
組織心理班には不謹慎かもしれんが…私はそれが嬉しくってしょうがない。
この連中には、私の現状で割くことのできるエフォートを振り向けてあげよう。
そう強く思った。
何度も言い続けてきたことだが…
私は想いには想いで応える。
私は諸君の苦悩を全面的に支持するよ。