2016年10月31日月曜日

学校と社会と

むかーし,むかしのことだが…
ある教師の卒業式の時の言葉。

>諸君はいい生徒ではなかった。
>むしろ・・・悪い生徒だった。
>しかし・・・悪い生徒の中にこそ,美しい魂が宿っていることを,諸君は私に教えてくれた。
>どうも本当にありがとう。
>どうも本当にありがとうな。

私は学生に教えるかもしれないが,学生にも同様に教えられ続けている。
昔も今も,そしておそらくこれからも。
しっかし…私も昔,先生に教えていたのかなぁ,何かを…

私が子供の頃は,教師に良く殴られたなぁ。
左耳の鼓膜を破られそうになったこともあるし。
でも…不思議と恨みはないどころか,そこまで向き合ってくれたことに感謝しかない。
なぜかなぁ。
やっぱり信頼してたのかなぁ。
教育において絶対に必要なことは,いかにその関係を構築するかってことなんだろう。
今もね,そう。
私は…ミカンを作っているのではなくて,人間を創っているのだから。

2016年10月30日日曜日

人生の時…

浜田省吾
「君が人生の時…」

激しく寄せては 引いていく波よ
時は無口な旅人 夢は欠けてゆく
喜び悲しみ今日も つづれ織りながら
明日へと心をつなぎ ひたすら生きていくだけ
たとえ それが思い通りに いかないとしても

Time of your life
抱きしめるがいい
ただ ひとつの 君が人生の時

ここを耐え忍び…

中大バスケ部は,本日,大東文化大学に敗退し,一部への入れ替え戦には進めないことに相成った。
昨日の国士舘大戦の敗戦が想定外であり,入れ替え戦進出を既定路線のように考えていたことから,このショックは本当に大きい。
学生たちの心情に想いを致すと…軋むわ…

がしかし,と思う。
この逆境は必ずや今の3年生,2年生,そして1年生を大きく成長させるはずである。
いや,成長しなければならない。
あの時の逆境があったからこそ,今の自分があると,堂々と1年後の一部昇格後に嬉し涙とともに語ってほしい。

この逆境において取り乱すことなく,感情をコントロールしながら,課題点を一つひとつ潰していこう。
その間の鍛錬は,それは厳しいはずだ。
しかし,弱音を吐くことなく,ひたすら耐え忍んでほしい。
その先に,きっと一部昇格はある。
きっとできる,君らならば。
さぁ,顔を上げろ。
前を向け。

2016年10月29日土曜日

まだ終わりじゃない

日体大から帰宅中。
今日の相手は国士館大。
勝てば一部への入れ替え戦が決まる大事な試合だった。
…が3点差で惜敗。
これで現在17連勝中の大東文化大との明日の試合に勝たなければならなくなった。
かなり厳しくなった…
しかしまだ終わりじゃない。
選手たちには、しっかり前を向いて、明日に備えてほしいと思う。

2016年10月28日金曜日

演習Ⅰの二次募集

今回の演習Ⅰの募集で新ゼミ生を受け入れれば,その学生たちは渡辺ゼミ14期生になります。
つまり14回のゼミ募集をしてきたことになるのですが,そのうち2回ほど二次募集をしています。
最初は2期生ですから,2002年くらいだと思います。
次は8期生なので,2011年くらいですかね。
私は2005年から2007年まで,シアトルで在外研究を送っていましたので,4期と5期の間に数年あいだが空いています。

さて,2期も8期についても,2~4名程度の募集でしたが,一次募集で応募してきてくれた学生たちと遜色のないゼミ・パフォーマンスを,3・4年の2年間で発揮してくれました。
8期については,二次募集で応募してきてくれた学生2名が副ゼミ長になりました。
また,そのうちの1名は,4年生の卒業論文の発表会で最優秀賞も受賞しました。
ですから,渡辺ゼミは,二次募集に消極的になる理由は全くないのですが,ここ数年は人数的に一次募集で一杯になってしまっていたことと,二次募集の選抜スケジュールが3年生のプレゼン大会の日程と重なり合うために,選抜のための時間を割く余裕があまりなかったことから,最近はあまり実施してきませんでした。

今回の募集では,一次募集16名の応募があったのですが,選抜の結果,11名を合格としました。
かつては10~12名の一次募集の合格でストップしたこともあるのですが,今回はゼミ生たちの希望もあって,二次募集を実施しようと思います。
合格者数はまだ確定していません。
1名の場合もあるでしょうが,7名ぐらいを合格させるかもしれません。
応募してもらった方々とよくお話をしてから,ゼミ生たちともよく相談して,決定したいと思います。

二次募集のエントリー期間は11月12~14日ですかね。
で,渡辺ゼミの面接試験は,12月1日(木)5限に実施します。
渡辺ゼミに関心がある学生さんは,ゼミ見学も受け入れますので,渡辺までどうぞ連絡してください(wtakeo@tamacc.chuo-u.ac.jp)。

2016年10月27日木曜日

ビジネスチャレンジ顛末

本日付で,ChuoOnlineに「ビジネス・チャレンジ演習・実習【サッカークラブ経営】」の記事が掲載された。
学生たちの奮闘の記録。
是非ご覧ください!
http://www.yomiuri.co.jp/adv/chuo/opinion/20161027.html

2016年10月26日水曜日

日々

今日はまず、そろそろ片づけないと周囲に迷惑をかけてしまうことになる、溜まっていた雑務を特急で仕上げる。
それから…もう何度も繰り返し吟味してきた、ゼミの選抜について結論を出し、その手続きを済ませる。

それから…デュッセルドルフの瀬田氏とランチミーティングをして、ドイツのクラブ経営のこと、来年の講座のこと、今ご執筆いただいている論文のこと、Jリーグのことなど、2時間をかけて議論する。
毎度のことだが、彼との議論は本当に実になることばかりだ。
今日はヌマを同席させたが、彼も勉強になったことだろう。
ヌマの夢の実現を後押しするためにも、今後はサッカー関係の面白い人と会う時は、できる限り同道させようと思う。

それから…学会の仕事に取り掛かるが終了せず。
後は明日の午前中や…

心残りを感じつつも、慶應の先生とJALの関係者の方と会食へ向かう。
子会社とはいえ社長まで勤められ経験豊富だし、頭脳も明晰だし、いつお話しても楽しいし勉強になる。

帰りにちょっと実家により、今帰宅中。
今日も楽しい一日だった。
明日はゼミだが、3年はとりあえず山場を越えたので、4年のロングをしてあげようと思う。
昨年の今頃は、確か一応マユが先頭を切ってモデルを完成させたっけかな。
12期もそろそろか、第一号がでるのは?

お待たせしました

たった今,私のHP上に2017年度演習Ⅰの一次募集の面接の結果を開示しました。
遅くなってすみませんでした。
HP上では,学籍番号の下4桁の数字と名前・苗字のアルファベットしか示していません。
事務室にも連絡しましたので,おって事務室前掲示板に掲出されるとともに,Cplus上でも開示されると思います。

合格者の皆さんは,11/10(木)5限の初顔合わせに必ず出席してくださいね。
また,その後に新歓コンパもあるので,こちもね。

不合格者の皆さんには,折角応募してもらいましたのに,何とも申し訳なく思います。
渡辺ゼミの風土等との適性や全体のバランスなどを考慮して,相対的に若干点数が低かったことによる結果です。
決して皆さんの能力が,合格者と比べて劣っているということではありません。

2016年10月25日火曜日

ごめんなさい!

渡辺ゼミに一次募集で応募してくれた皆さん!
結果をお知らせするのが遅れてしまい,すみません!
木曜日に面接を実施し,閉門までゼミ生たちと合否について検討しました。
しかし,閉門時間が迫り,タイムアウト。
そして,私は翌金曜日から日曜日まで出張。
移動時間が長くヘトヘトになって帰京しました。
で,月曜日は終日講義。
そして,今日は来客時間以外は,終日3年生とお付き合い。
3年生のグループワークもいよいよ本調査の段階に入り,本当は今日がクエスチョンネアを完成させるリミットだった。
なので,午前中から7時間以上,そのチェックをしたが…ルーティン班のクエスチョンネアが完成せず。
残念ながら,次の完成のチャンスは木曜日のゼミの時になる。
明日の午前中には,絶対にゼミの合否を発表します!
本当に遅れてごめんなさいね。

さて,ルーティン班は自分達のせいで,ジョブクラ班には迷惑をかけてしまっているわけだから,焦る気持ちは分かるが,焦っても進捗度が上がるわけではない。
じっくり吟味して,木曜日のゼミに臨んでほしい。
木曜日のゼミは,3年生のクエスチョンネアの完成を急ぐ必要があるので,11時から3年生のゼミを開始する。
ジョブクラ班の部分はもう完成しているので,同班は無理に出席しなくてもいいが,他班を応援したいのなら,授業があるのなら別だが,出席してあげたらいい。
木曜日に発表する必要はないが,ジョブクラは,インター用ファイルのために,継続的に問題意識の部分やその他の部分をチェックし,リファインを心掛けること。

木曜日11時にはまずはスポンサー班のクエスチョンネアを最初にチェックします。
本日,先に約束してしまったからね。
そこでスポンサー班にOKがでたら,すぐさま同班は完成版の印刷にかかり,その後,封入作業をして,すぐさま郵便局に走ること。
スポンサー班は,それまでに必要な作業をすべて終了しておくことが大事。

最後に,ルーティン班。
同班も11時には集まり,スポンサーが終わり次第すぐにチェックしてもらえるよう,しっかり準備してくること。
ここでOKサインがでなければ,ジョブクラ班単独で先行することも考えなくてはならない。
微修正ですむようならば,その場で完成し,すぐさま本調査に突入。

4年は,おそらく4限から開始できると思う。
6人ぐらいできるんじゃないかな。
もっと早くから開始できれば,7~8人できるかも。

2016年10月24日月曜日

面接の結果は…

ゼミの面接試験の結果は,おそらく明日には発表できると思います。
応募してくれた2年生は,もうしばらく待って下さいね。

今年は…本当に数年ぶりに二次募集を実施することになるかもしれません…。
うちのゼミのプレゼン大会出場のスケジュールを勘案すると,かなり厳しいのですが…
状況によってはやむを得ないでしょう。
とにかく,もうしばらくお待ちを。

2016年10月23日日曜日

死にざま

この3日間。
長い電車移動の間に,「死」について考えた。
ある出来事があって,考えさせられたと言った方がいいかな。
死に際して,何を思うのか。
決して後悔はしたくない。
やりきったと思って,瞼を閉じたい。
これからは,今まで以上に全力で毎日を駆け抜けたい。

Y君に贈る。
中也の「生ひ立ちの歌」




    幼年時
私の上に降る雪は
真綿のやうでありました

    少年時
私の上に降る雪は
霙のやうでありました

    十七―十九
私の上に降る雪は
霰のやうに散りました

    二十―二十二
私の上に降る雪は
雹であるかと思はれた

    二十三
私の上に降る雪は
ひどい吹雪とみえました

    二十四
私の上に降る雪は
いとしめやかになりました……


私の上に降る雪は
花びらのやうに降つてきます
薪の燃える音もして
凍るみ空の黝む頃

私の上に降る雪は
いとなよびかになつかしく
手を差伸べて降りました

私の上に降る雪は
熱い額に落ちもくる
涙のやうでありました

私の上に降る雪に
いとねんごろに感謝して、神様に
長生したいと祈りました

私の上に降る雪は
いと貞潔でありました

2016年10月21日金曜日

さてさて

昨日の面接の結果を受け、合否の決定をしなければならないのだが…
とりあえず学会主張。
合否は来週中に開示しますね。

さて、これから四国に向かいます。
今回は岡山大学時代の教え子とも会う約束をしており、楽しみ。
もうオッさんにオバさんだけど、良い年の取り方しているかなぁ。

2016年10月20日木曜日

ゼミ面接

本日,専門演習の面接が行われた。
一人が欠席したので,15名の面接を16:40から3時間40分かけて行った。
終了後は,閉門直前まで合否判定会議を実施。
ちょっと疲れた…。
渡辺ゼミの内容を良く理解した良い子が多く,これから一緒にゼミをすることができることがとても楽しみ。
ただ…選抜結果は来週前半になりそう。
明日から二泊三日で四国方面に出張予定のため。
今日,閉門ギリギリまで頑張ったが,最終的な決定には到らず,もう少し時間がかかりそう。
応募者の皆さんはもう少しお待ちくださいね。

2016年10月18日火曜日

商品開発は…

久しぶりに2年生のゼミにおける商品開発の現状を書こうかな。
まずは鹿革手帳班。
小管村においてあまり有効に活用されていない,駆除された鹿の皮を利用した手帳の開発は…
一時期,某企業と提携して商品化の一歩手前まで行ったのだが,村の鹿革にはナチュラルマーク(傷やムラ)が多すぎて,ビジネスパーソン向けの手帳用としては不適ということで,頓挫してしまった。
しかし,その後,この班のメンバーの頑張りで,もうすぐ再度提携企業を発見できそう。
ナチュラルマークを受け容れてくれる層をターゲットとした鹿革手帳の開発が一挙に進みそう。

次に,おせんべい班。
この班は当初は村のジャガイモを利用したポテトチップスの開発を目指していたのだが,ロットサイズの問題などでやはり頓挫…
しかし,現在は私の知り合いの企業とタッグを組み,何とか村のお土産用のおせんべいの開発を目指している。
明日は,中大とも連携できないかを探るために,私の紹介で職員さんとミーティングをする予定。
こっちも何とか進捗させたいね。

三番目は,じゃがいもアイス班。
村のNPOの方にアイス製造業の業者さんをご紹介いただいて,一挙に村のジャガイモを利用したジェラートの商品化が進みそうな状況。
今月末には試作品ができそう。

最後に,リコロ・プロジェクトの紹介動画の作成を目指しているグループ。
いよいよ複数の動画案から一つに絞られ,美大や劇団との連携を目指し,これから接触を開始する。
素晴らしい動画を作成してほしいね。

2016年10月17日月曜日

営業学入門

この秋学期,月曜日の4限に営業学入門という総合講座のコーディネイターをしている。
この講座,プルデンシャル生命保険のカリスマ営業マンを講師に迎え,営業の科学をトコトン掘り下げることを趣旨としている。

…とにかく面白い。
おそらくどのカリスマ営業マンも,社会学や心理学の専門的な教育は受けてこられなかったものと思う。
しかし,その内容は科学そのもの。
実に面白い。
科学的・理論的なので,自分でも営業のプロになれるかのような錯覚さえ覚えた。
営業のプロの皆さんには失礼な話だが,そう思えるほど理論的で,私には腹落ちする話ばかりであった。

ところで,ほとんどの講師の方が異分野からの途中入社。
そのうえで,実地の経験から持論を形成し,それをやがて一般性の高い理論まで昇華されている。
例えて言うならば…誰に教わることもなく,素晴らしい投球術を身につけ一軍において実績を積み,やがて引退してからそれを形式知として他に伝承できるレベルまでに至った凄腕の投手コーチ。
そんな感じかな。

空気力学の教授は,どうすれば効果的なカーブを投げることができるのかを,おそらく誰よりも良く知っている。
しかし,おそらくその教授は実際にカーブを投げることはできない。
理論だけではダメだ。
でも,おそらく正しい理論を正しく学んでからカーブの練習に勤しめば,効果的なカーブの投法を迅速に獲得することができるのではないか。
理論を身につけ,それを実践において活用し,迅速に持論に昇華させる。
今般,中大生はその機会を得た。
本当に幸運だと思う。
来年もこの講座は継続させる予定。
できるだけ多くの中大生にこの講座を聞かせたいものだ。

2016年10月16日日曜日

来週以降も頑張ろう

昨日は実に悲しいニュースが飛び込んできた。
87回連続で出場していた箱根駅伝の予選会で,中大が10位までに与えられる出場枠を逃したというのだ。
昨日は,終日,畑作業をしていたため,その知らせを聞いたのは夜だったが,肉体労働の疲れとは別の疲れが体を襲った。
しかし・・・と思う。
中大は中大らしく闘ったと思う。
選手を始め,部の関係者は,この辛さや困難,そして周囲から浴びせられる冷たい目に耐えしのび,練習を重ね精進し,来年は必ず箱根路に戻ってきて欲しい。

さて,3年生の3つのグループ全てが,インター大会のファイル提出を終えた。
残念ながら1つのグループは,わずかに締切時間を過ぎてしまったようだが…。
とにかく,これで一段落だが,まだまだやることはあるよね。
来週のゼミでは,ジョブクラ班は,新しい質問票についてまとめてきて欲しい。
できれば,25日には完成していないとね。
スポンサーシップ班も,スポンサー企業に対する郵送調査のための質問票を検討してきて欲しい。
ルーティン班は一番大変だが…モデルの改変を急いで欲しい。
20日のゼミでは,一応完成させたものを提示してほしい。

20日にはゼミの面接があるので,3年生がゼミをできるのは4限しかない。
とても終わらないだろう…
4年のゼミを11時に開始し,3限と4限の時間に3年生のゼミをしましょうか?
このブログを読んだら,3年と4年で相談して,私に連絡してください。

2016年10月14日金曜日

面接スケジュール

来年度の演習Ⅰの応募者は,エントリー変更を経て,15名から16名となった。
ほとんどの学生が研究室訪問をしてくれたけれども,皆良い子ばかり。
まだ訪問していない3名も,是非面接までに訪問してほしいね。
来週の20日の面接試験では,3年生と4年生に囲まれて緊張するかもしれないけれども,是非,頑張ってほしい。
さて,面接の順番は,本日,商学部事務室前に掲出し,さらにCプラスにもアップした。
また,私のHP上でも既にスケジュールをアップしていますし,エントリーシートもアップしているので,印刷して必要な事項に記入して,面接の際に持参してくださいね。

ところで,今日は,インター大会のプレゼンファイルの提出期限。
今頃ゼミ生たちは,23:59のリミットまで,可能な限りのファイル改善に取り組んでいることだろう。
最後の最後まで頑張ってほしいと思う。
ここまで精一杯頑張れる君らを,私は誇りに思うよ。
さぁ,あともうひと踏ん張り!


2016年10月12日水曜日

物事の本質

先日,組織学会に参加した時のこと。
学会長の報告の際に,ノーベル経済学賞の受賞者でもあるハーバート・A・サイモンの言葉が紹介された。
ゼミ生達に非常に響く言葉だと思うので,紹介しておきたい。


「空を飛ぶ鳥をマネして
人間も空を飛ぼうとするのなら
鳥が飛ぶ本質的メカニズムを抽象的に捉えることが重要である。
人間が完全に鳥になりきることは不可能だからだ。
飛ぶ本質を考えるには
ムササビ,トビウオなど
一見違った飛び方をするものを比較し
理解を深めることも大切だ。」


表層的な現象・事象にとらわれてはいけない。
その現象・事象とは何なのかを抽象化して捉えるためには,その現象・事象間の奥底に通底する何かを理解することが大事だ。
目の前のワンショットの現象・事象に目を奪われてはいけない。
通底する何かを発見できたと思ったならば,今度はそれを近似する現象・事象と比較してみることが必要だ。
そうすることによって理解したい現象・事象の本質により接近することにつながるであろう。

以上のことは,研究にも,そして社会人として組織で生き抜いていくためにも,きっと役に立つだろう。

2016年10月11日火曜日

応募者数

今日は,午前中に早朝からゼミ。
最近,火曜日の早朝にゼミしてるなぁ。
なんせ14日に今度は「インター」大会のファイル提出が迫っているから。
「インナー」大会で,喜びも悔しさも知ったゼミ生たちは,今や火の玉。
こっちは「火の玉」に押されて…大変…。

午後には,大宮の某お菓子メーカーに2年生の課題演習の学生4名と訪問し,商品開発の提携についてミーティング。
結構,好印象。
中大ブランドかつ小管村のブランド認知も高められる商品群を開発できれば最高。
こっから頑張っていくよ,ばかうけ班の皆。

さらに夕方は後楽園キャンパスで,リコロ・プロジェクトの絵本とパッケージの大詰めの協議。
最終型がなんとか見えてきた。
もうあとは完成を待つばかりってくらいのところまで…ようやっと来た…。

来年度の専門ゼミの募集期間中で,2年生のゼミ生たちはワサワサしている感があるけれども,まだまだ半年あるから,こっから大きく社会を…大学を…変えるような,おっもしろいプランを実現していこう!!

…ところで書き忘れた…
今年のゼミ募集の最初の応募者数はちょうど15名。
ちょうどいいじゃないか!
分かる人だけに分かればいいので、もうこの辺でやめとく。



2016年10月10日月曜日

インナー大会予選の結果

ゼミ生たちから先ほど連絡があり,参加した渡辺ゼミの3つのグループのうち,1つのグループが本選に進出することが決定したとのことである。
1ブロック12グループで構成され,12ブロックで争われた予選は,各ブロック1グループしか本選に出場できない厳しいものであった。
中央大学のゼミは,渡辺ゼミ3グループ以外にも複数参加しており,全部で10グループぐらい参加していたようだが,本選出場はうちの1グループのみ。
中大を代表して,本選では頑張ってほしい。
本選で入賞すれば,ビジネスプランのプレゼンが主流で,研究プレゼンが亜流のインナー大会では,渡辺ゼミ初となる。
本選は,報告時間も12分に伸びるし,これは渡辺ゼミにとって最大の追い風といえよう。
是非,頑張ってほしいものだ。

他のグループは悔しい想いをしているだろう。
内容というより,時間の壁に敗れたという想いが強いであろうが,それでも勝負は勝負。
負けは負け。
きっと何かが足りなかったのだと思う。
そこに想いを致し,しっかりと内省し,次につなげよう。
しかし,これからの大会は,インナー大会とは趣きが異なるので,変えるべきところは変えるとしても,変えなくてよい部分もたくさんあるはず。
こっからの大会は研究プレゼンが主流だ。
そこにもしっかりと配慮しよう。
一度「しっかり」と敗れた人間は強いよ。
こっからビシッといこう!
泣いている暇はないよ!

2016年10月9日日曜日

渡辺ゼミの紹介⑧ 引き継がれるイズム

渡辺ゼミの紹介もそろそろ最後に近づいています。
今日は最終回です。
私がゼミを主催していて,自分のゼミについて誇れることを紹介したいと思います。
それは…受賞歴だとかではありません。

渡辺ゼミに代を越えて引き継がれている「利他の精神」です。
先輩から後輩に対して,あるいは同期同士で行われる,教え合い,アドバイス,そして応援。
自分のゼミで誇れるところは,そういうところです。
例をあげようとすると,キリがないのですが…

渡辺ゼミでは,例年,4年生全員が卒業論文発表会(演論大会)への出場を目指します。
しかし,オリンピックではないので,一定期日まで,一定水準以上のプレゼンができると見込まれなければ,私は出場を許可しません。
昨年は,15人中,残念ながら3名が出場できませんでした。
目標としていた出場の道が断たれ,その3人は腐ってしまってもしょうがないところですが,そこからのその3人の振る舞いが素晴らしかった。
出場する12名のファイル提出を連日ほぼ徹夜で手伝ったのだ。
出場する12名全員が実証分析を行っているので,基本統計量や相関マトリックスなど補足資料の部分の作成を担ったり,参考文献リストの確認や修正に従事してくれたようだ。
誰に頼まれたわけでもなく。
それを伝え聞いた時,心からその3人を誇りに思ったものだ。
自分が絶望の淵にいながらも,他者を助けることができる人間,そういった精神は,どのようにして渡辺ゼミでは育まれるのだろうか。
それは徹底的な先輩の後輩への支援からである。
とにかく上の期の4年生が,3年生や2年生を良く助ける。
研究の仕方だけではなく,渡辺ゼミのイベントなどについてのアドバイスなど,徹底的に。
プレゼン大会前などは,ファイル作成についての親身に,それこそ閉門まで付き添い,アドバイスをしている模様。
また,プレゼン大会においては,にこやかに先輩が聞いていてくれるだけで,その先輩を見ながらプレゼンができるだけで,緊張が和らぐし,どれだけありがたいことか。
今日のインナー大会も,遠い金沢八景の関東学院大学まで,自分達の卒論研究が忙しいのにもかかわらず,わざわざ4年生が応援に行ったと聞く。
3年生からしたら,どれだけ心強かったろう。
そういった先輩からの想いを受け,同期同士でも,そして自分達の後輩たちに対しても,できる限りの支援をしてあげようと,その想いが引き継がれていくのである。

今年の春に卒業した11期達は,国内の卒業旅行の際に,自分達がお世話になった10期の先輩で,沼津の飲食チェーンで奮闘している奴を勇気づけるために,全員でそのお店に訪問したそうだ。
10期のヒカルは泣きたいくらい嬉しかったそうだ。
そうそうヒカルを勇気づけると言えば,同期の10期も,私の家でのBBQの後,勇気づける言葉が書きつらねられたスイカを届けに,BBQ中の飲酒を控えて,わざわざ沼津まで車を走らせたっけ。
例をあげれば,本当にキリがない…
渡辺ゼミとは…そういうゼミです。
私の誇りです。

インナー大会終了

無事,大会を終了したと3つのグループから連絡があった。
少々,タイムオーバーをしてしまったとの報告もあったが,連絡をしてくれた全ての子が良い経験となったとのことであった。
しかし・・・やはり8分の時間で,渡辺ゼミの研究発表をするのは不可能に近い。
情報量が多すぎるとの指摘を審査員から受けたようだが,研究プレゼンの情報量としては例年どおりであって,報告時間が10分から8分へ時間短縮されてしまったことにより,意図せずして相対的に情報量が多くなってしまったに過ぎない。
仮説検証型の実証研究を8分で報告するということは,不可能であるということである。
もし,本年度と同じ時間設定ならば,渡辺ゼミのインナー大会出場は,来年以降,見合わせることになるだろう。
インナー大会の主催機関も本意ではないかもしれないが,正当な研究プレゼンを結果として締め出すことになるだろう。
残念だが…やむを得ないだろうね。

でも,13期生は本当に良くやったと思う。
インナー大会の結果がどうであれ,プロセスの諸君の尽力は素晴らしかった。
まだインター大会も学内プレゼン大会もあるから,今後もその調子でやっていこう。
そうすれば必ず良い結果は後からついてくるから。

インナー大会に向かう13期生へ

これから13期生はインナー大会の予選を迎える。
渡辺ゼミのゼミ生になってから,初めての大会。
さぞや緊張していることだろう。
「過度な緊張」は禁物。
リラックスしろとは言わないが…
是非楽しんできて欲しい。
笑顔!笑顔!
これまでインナーのために沢山の努力をしてきたのだから,今日はその成果を思う存分発揮してほしい。
8分の壁のために,研究成果を大幅に端折って説明しなければならない苦しさもあるであろうが,設定された条件下でいかに実力を発揮するかということは,社会に出てから非常に大事なことであるので,その訓練と考えれば良い。
大丈夫。
君らの全てをこれまで見てきたけれども,研究水準は十分に予選を突破できるレベルにある。
あとはしっかり時間内にプレゼンをやりきることだ。
自信をもって臨みなさい。
さぁ13期生,ビシッといこーぜ,ビシッと!!

こんなに嬉しいことは…

晩に9期会があった。
本当に懐かしい連中の顔をこれでもかってぐらい垣間見ることができた。
特にね…優ちゃんがね、突然あらわれるなんてね…

また明日以降頑張れるわ、おかげでね。
幹事をしてくれた、瑞希には本当に感謝したい。

2016年10月8日土曜日

これが土曜日

朝から雨ですが…
まずは早朝、四谷の東京おもちゃ美術館へ。
リコロプロジェクトの参考にと考え、同美術館の木の砂場コーナーを視察してきた。
土曜日なのでたくさんの子供達が、木のボールに囲まれて、手に触れて、楽しそうに遊んでいた。
リコロの目指す方向を考える上で、大変参考になった。

その後、家内とスペイン料理を食べ、上智大学で開催されている組織学会に参加しているところ。
あと1時間ほどしたら、セッションが終わるので、バスケ部の試合に向かう。
現在、3連敗中なので今日は是非勝利をもぎ取って欲しいものだ。

試合後は、渋谷に向かい、3年前に卒業したゼミの9期の連中と会う予定。
久しぶり会うのもいれば、しょっちゅう会っているのもいるが、楽しみですなぁ。

2016年10月6日木曜日

渡辺ゼミの紹介⑦ 応募者数

本日,個別ゼミ訪問と個別ゼミ相談が行われ,多くの2年生に訪問してもらいました。
渡辺ゼミの本当の姿や雰囲気を理解してもらえたでしょうか?
ここ2年間,とかく真実ではない風評がまき散らされ,応募者が減少していましたが,そろそろ収束しつつあるのかなぁ。
ナベゼミに入ると忙しくて,バイトができないだとか,付き合っている人と別れるだとか…(苦笑)。
この間2年生から質問された内容は,特にひどかった…
「渡辺ゼミ生って先生の家に一緒に住んでいるですか?」
いやーもう苦笑しかないです。
人の口に戸は立てられないので,別に構わないのですがね…
実際にゼミに来てもらい,先輩や私と直接話をしてもらえれば,本当のところが分かるんだけど…

下にここ数年の応募者数の推移を書きました。
最近,減少していますが,以前のブログで書いたように,プレゼン大会とかの成績はほとんど落ちていません。
応募者数に関わらず,渡辺ゼミにフィットする良い子たちが応募してきてくれるので,私はハッピーです。
多く応募してもらった年もあるのだけど,やむを得ずにたくさんの子を落とさなければならないので,それが苦しくって苦しくって…
ちょうど良いのが一番良いです。


2016年度:15名(13期生,現3年生)
2015年度:19名(12期生,現4年生)
2014年度:39名(11期生,2016年3月卒)
2013年度:26名(10期生,2015年3月卒)
2012年度:24名(9期生,2014年3月卒)
いずれも最初の応募者数発表後の移動後の人数

2016年10月5日水曜日

渡辺ゼミの紹介⑥ ガチゼミ論考

渡辺ゼミでは,研究を進める上で「定義」を大事にします。
先行研究をしっかりとレビューし,自分達のフレームワークにおける定義を確定することが重要なのです。
それが「何なのか」,それを明らかにすることが大事ってこと。

そういったスタンスからすると,「ガチゼミ」と言われるものの定義がしっかりと理解できていない状態で,ここで何かしらを書くことはできないのかもしれないし,そうである以上,そうすることは不適切なのかもしれない。

さて,話が飛んでいる様な気がする方もいるかもしれないけれど,私はブルースリーが大好き。
学生諸君は知らないだろうけれども,40才後半ぐらいの方は良くご存じでしょう。
私も子供の頃,大好きでした。
偶然だが,私が在外研究で2年間を過ごしたワシントン大学に,ブルースリーも在籍していたことがあったそうです。
確か哲学科…。
シアトルにリーのお墓がありました。
何度かお墓参りにも行ったっけ。
その彼の言葉。
「Do not think, feel」
彼の考案したジークンドーという武道があるのですが,それに取り組むにあたってリーが門弟に徹底した言葉。
敵に対した際に…考えるな,感じろってことだけど…

私はゼミ生に常々言っています。
「Do not feel, think」って。
研究にあたって「何となくそんな感じ」ってのは絶対に許容されない。
徹底的に論理的な思考を貫徹する。
物事の因果を考える際に,「なぜ」「なぜ」「なぜ」「なぜ」「なぜ」と「なぜ」を5回は繰り返す。
絶対にファジーは部分は残さないし,残させない。
それが渡辺ゼミの真骨頂。

その行く末に,様々な大会でのプレゼンがあります。
そのプレゼン大会が,緩い競争の中で一定の成果が得られる程度の舞台ならば,そんな舞台に立つことを渡辺ゼミのゼミ生は,誰一人として意義を感じないでしょう。
ある程度の厳しさ,辛さが伴う大会だからこそ,出場する意義があります。
そして,そういった意義がある大会に臨むのであれば,少なくとも大会直前には,一定の厳しさが伴う研究活動が必須でしょう。
そういった厳しさを経験することを「ガチ」というのなら,渡辺ゼミはガチなのでしょう。
否定はしません。
そして,その「ガチ」という名称だけで渡辺ゼミを忌避する向きに対して,何の意見もありません。
ただ…そういった評判のなか,それでもなお我がゼミを応募してくれる若者がいるのならば…
私はそういった若者の苦悩の全てを支持します。
そして,その苦悩に全面的に寄り添います。
渡辺ゼミは…そういったゼミです。

渡辺ゼミの紹介⑤ 研究テーマ(3年グループワーク編)

渡辺ゼミでは,3年次には4~6人のグループを3つ形成し,それぞれ自分たちの取り組みたいテーマを選択し,それについて1年間をかけて取り組みます。
具体的なテーマ選定の手順は次の通りです。

入ゼミ決定直後,一度合格者の皆さんに集まってもらい,組織心理学系論文集,組織論系論文集,管理会計論文集の過去10年間分の論文のなかから,合格者一人ひとりが自分が関心の持てる論文をピックアップします。

そして,翌年の2月下旬に開催される春合宿までに,自分が選定した論文の内容を要約して,分かりやすく他の人に紹介します。
こうして約15名の発表を聞くとともに,上級生の卒論研究の発表も聞くので,春合宿の段階で,ぼんやりと渡辺ゼミの研究対象が理解できます。

そして,春合宿から半月後の春ゼミにおいて,新ゼミ生全員が,自分ならグループワークのテーマとして「このようなテーマに取り組みたい!」というテーマを,皆の前でプレゼンします。
そして,その後,投票をして,最も人気の高かったテーマが3つ選択され,各テーマにつき5人前後のグループが創られます。

こうして設定された過去のグループワークのテーマは下記の通りです。


12期生(現4年生)
「正社員登用制度導入企業における非正社員の正社員化を促進するメカニズムの解明」
【全国学生経済ゼミナール大会(第62回新潟大学大会) 準優勝】
【商学部第16回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 社会問題部門Ⅱで準優勝】

「アンカーの提示とフィードフォワード情報が及ぼす影響メカニズムの解明:自己充実的達成動機の効果に着目して」
【商学部第16回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 会計部門で準優勝】

「健康経営が従業員の心理に及ぼす影響に関する実証研究」


11期生(2015年3月卒業)
「インターンシップの実施が組織成員の内発的動機づけに及ぼす影響に関する実証研究」
【全国学生経済ゼミナール大会(第61回福岡大学大会) 優勝】
【商学部第15回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 社会問題部門Ⅰで優勝】

「サブリーダーの職務がリーダーへの信頼に与える影響に関する実証的研究」

「マテリアルフローコスト会計が従業員の心理に及ぼす影響に関する実証的研究」
【商学部第15回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 会計部門で準優勝】


10期生(2014年3月卒業)
「組織市民行動に関する実証研究-類型化と各型の影響メカニズムの解明-」
【商学部 第14回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 経営部門Ⅰで優勝】

「アメーバ経営が従業員のパフォーマンスに及ぼす影響」

「LMXと人脈の構築の関係に関する実証研究」
【商学部第14回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 経営部門Ⅱで優勝】


9期生(2013年3月卒業)
「サービス業における職務満足と顧客満足の関係に関する実証研究」
【商学部第13回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 社会問題部門で優勝】

「会計情報の開示が貢献の実感に及ぼす影響」
【全国学生経済ゼミナール大会(第59回関西大学・龍谷大学大会)準優勝】
【商学部第13回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 会計部門で優勝】

「達成プライミングとポジティブフレーミングの効果に関する実証的研究:目標設定への活用」
【商学部第13回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 経営部門で優勝】


8期生(2012年度3月卒業)
「CSR活動がブランド価値形成に及ぼす影響」
【商学部第12回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 会計部門で優勝】

「経営理念と内部統制がコンプライアンスに与える影響」

「内発的動機づけと外的報酬の関係性」
【商学部第12回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 労働雇用部門で優勝】


7期生(2011年度3月卒業)
「マテリアルフローコスト会計によるコスト削減パフォーマンスのメカニズム」
【商学部第11回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 会計部門で優勝】

「働きがいのメカニズムの解明」
【商学部第11回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 社会問題部門で優勝】

「チーム・エンパワーメントとその影響要因の研究」


6期生(2010年度3月卒業)
「EQとリーダーシップの関係性」
【 商学部 第10回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 経営部門で準優勝】

「クリエイティビティをマネジメントする-オープンブックマネジメントによるクリエイティビティの創出-」

「インセンティブと企業パフォーマンスについて」
【商学部 第10回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 会計部門で優勝】

2016年10月4日火曜日

スクランブル

3年生は本当に良く頑張っている。
5日後に迫ったインナー大会に向け,プレゼンの原稿作りや,プレゼンスキルのアップのために,良く努力している。
今日も,3年生に求められて,早朝8時から,私の会議の時間を除き,昼ごはんも食べながら,終日彼ら彼女らに付き合った。
ここまで頑張ったんだ。
是非インナー大会において3つのグループ全てが予選を突破し,決勝に進んでもらいたいと思う。
しかし・・・インナー大会の主催者,日経ビジネスや大会主催校には,再考してもらいたいことがある。
それはプレゼン時間が今年から10分から8分に短縮されてしまったことについて。
学生たちは数カ月かけて,プレゼンの内容について努力してくるのである。
その努力の結晶を8分でまとめることは,至難の業である。
8分程度に容易にまとめられるようなプレゼンの発表会なぞは,努力ではなく要領の良さを判定するだけの場にすぎないと思う。
それとも研究プレゼンを排除したいのだろうか。

審査員の労力に対する配慮は必要だと思う。
私も何回もインナーの審査員はしてきた。
しかし,それによって学生の努力の成果の発表の場としては不適切な状況が現出してしまうとしたら,本末転倒である。
来年以降の再考を強く希望したいものだ。
でなければ,我の方こそ,インナー大会については撤退を含めて再考しなければならなくであろう。

渡辺ゼミの紹介④ 研究テーマ(卒業論文編)

今回は渡辺ゼミにおけるゼミ生の研究テーマについてお話したいと思います。
私自身のテーマについて先にお話をすると,管理会計と心理学が近接する領域を研究しており,学会の中でもレアキャラです。
会計関連の学会(管理会計学会,会計学会,原価計算学会)の他に,組織学会や産業・組織心理学会にも所属しています。
より具体的に言うと,管理会計システムが算出する情報や,その運用方法が,効力感やモチベーションにどのような影響を及ぼしているのかなどについて関心があります。
そのため組織心理学だけではなく,社会心理学が認知心理学や,はては教育心理学の研究をサーベイすることを心がけています。
ゼミ生達もその影響を受け,最近では,心理学にやや傾倒した研究テーマを選択する子が増えてきています。

さて,まずは渡辺ゼミの5期から11期までの卒論研究テーマを網羅してみましょう。
ここで詳細を説明することはとても無理なので,タイトルだけを紹介しますね。
もし興味がある人は,渡辺研究室にどうぞ!
あるいはググるだけでも,何となくは分かるかも。


11期生(2015年3月卒業)
「レジリエンスの先行要因に関する研究」
「平時におけるチーム行動と危機におけるチームレジリエンスに関する実証的研究」
「シェアードリーダーシップの先行要因に関する実証研究」
「適切なキャリア形成を促進する原因の究明:計画的偶発性理論をベースにして」
「組織成員による就業情報紹介の促進メカニズムに関する実証研究」
「新卒採用プロセスが入社意欲を促進するメカニズムの解明」【演習論文大会準優勝】
「予言の自己成就とアメーバリーダーに関する実証研究」
「アメーバ経営における集団効力感に関する実証研究」
「アメーバ経営と全体最適に関する実証研究」
「気晴らしへの依存抑制と過度なモラルライセンシング抑制が組織成員のパフォーマンスに及ぼす影響に関する実証研究」
「組織成員のメタ認知の生成・影響メカニズムの解明」【演習論文大会奨励賞】
「内省支援が組織成員の職務効力感に及ぼす影響」【演習論文大会優勝】・【商学部長賞受賞(経営部門)】
「在越日系企業におけるベトナム人社員の定着に関する実証研究」
「中途採用者の組織再社会化に関する実証的研究」
「自己の情動認識が職務ストレスに及ぼす影響」

10期生(2014年度3月卒業)
「シェアードサービスを通じたプロフィットセンターの多様性に関する実証研究」
「理念浸透の先行要因の検討」
「アタッチメント・プライミングが関係葛藤に与える影響に関する実証研究」
「組織における障がい者雇用に関する実証研究」
「ネガティブフィードバックに関する実証研究」
「非財務・財務パフォーマンスに及ぼす影響」
「心理的契約の不履行が従業員に及ぼす影響に関する実証研究」【演習論文大会奨励賞】・【商学部長賞受賞(総合人間部門)】
「場の生成に関する実証的研究-インターラクティブ・コントロール概念を用いて」【商学部長賞受賞(経営部門)】

9期生(2013年度3月卒業)
「組織市民行動の特性に影響を及ぼす要因に関する実証研究」
「CSRがコーポレート•レピュテーションに及ぼす影響の解明」
「職場におけるフリーライダー抑制のための実証研究」
「職場における支援行動が支援者自身に及ぼす影響」
「非正規社員のモチベーション向上要因の検討」
「防衛的悲観主義者に対してポジティブフレーミングが及ぼす影響」
「レジリエンスの先行要因および結果要因に関する実証研究」
「従業員による株式保有が企業に与える影響に関する実証研究」【商学部長賞受賞(金融部門)】
「ビッグバスが長期株価に及ぼす影響」【商学部長賞受賞(会計部門)】
「モラルライセンシングの発生メカニズムの解明」【商学部長賞受賞(総合人間部門)】
「メンター制度の組織特性が部下育成行動に及ぼす影響に関する実証的研究」
「管理会計のインターラクティブコントロール的利用に関する研究」

8期生(2012年度3月卒業)
「BSCの効果に関する実証的研究」
「被評価者の納得性を高める要因」
「組織文化が目標管理制度におよぼす影響」
「経営者に対する信頼と組織公正性が従業員のイノベーション受容に与える影響」
「アサーションの受け手の認知とストレスに関する研究」
「職場の人間関係におけるEIの有効性に影響を及ぼす要因」
「M&Aが長期株価に及ぼす影響要因に関する実証的研究」
「予算スラックの形成と企業パフォーマンスの関係」
「心理的契約と離職意図の関係」
「ミニ・プロフィットセンター・システムが従業員のコスト意識を醸成するメカニズム」【演習論文大会準優勝】
「行政におけるBSCとインセンティブ予算の有効性に関する研究」【演習論文大会優勝】

7期生(2011年度3月卒業)
「敵対的買収における利益調整行動」【商学部長賞受賞(会計部門)】
「情緒的コミットメントへの影響要因」
「コーチングとネガティブな出来事に対する原因帰属の研究」
「人事評価による公平感と労働意欲向上の研究」
「創造的風土を醸成する影響要因の分析」
「幸せを引き起こす組織風土の影響を分析する」
「より良い集団主義的集団意思決定のメカニズム解明」
「フォロワーシップが組織に与える影響メカニズムの解明」
「社員のレジリエンスと希望の関係」
「アメーバ経営導入による組織文化の変革」
「国民文化がリーダーとフォロワーの関係に与える影響」
「職務不満足感とパフォーマンスの関係性の解明」

6期生(2010年度3月卒業)
「ポジティブ・フィードバックの受容に対する影響要因の分析」
「シェアード・サービスセンターの構造と課題」
「従業員のエンプロイアビリティの向上」
「学習意欲に対する影響要因の研究」
「ワークライフバランスと現代の学生の価値観」
「日本航空再建のための今後の課題:アメーバ経営の効果」
「日本的成果主義の考察」
「ポジティブ・ネガティブ感情の創造性への影響」
「コミュニケーション能力が倫理意識に及ぼす影響」
「働く女性のためのマネジメント」
「オープンブック・マネジメントの考察」
「オーセンティック・リーダーシップに対する影響要因の研究」
「コーポレートアイデンティティの対外的効果」

5期生(2009年度3月卒業)
「アメーバ経営では,なぜ従業員が時間当たり採算を利用するのか」
「組織コミットメントと仕事コミットメント」
「自己注目と自己効力感の関係性について」
「会計情報による見える化と動機づけ」
「自己開示抵抗感がコミュニケーションに与える影響」
「eラーニングでの遠隔個人学習者への動機づけ」
「第三セクター鉄道の経営事情および持続可能性の考察」
「高齢者介護職員によるストレス軽減について」
「人事評価制度の取り組み」
「労働時間管理について」
「達成動機とキャリアプラン」
「男性の化粧行動の心理的分析」
「プロスポーツクラブの自立」
「服飾と心理」

2016年10月3日月曜日

障がい者スポーツだからという幻想

昨日,富士通スタジアム川崎(昔の川崎球場)で,アンプティサッカーの全国大会の決勝を見てきた。
スタジアムのてっぺんにて試合を観戦するセルジオ越後さんに挨拶に行くと,次から次へとお偉いさん達がやってくること。
○○信用金庫のお偉いさんから始まり,トヨタやなんだのお偉いさんから,日本サッカー協会の会長の田嶋幸三さんから,元日本代表の北澤豪さんやなんか。
来年に向け,理事の方らと相談しつつも,とにかく普通に試合に引きこまれた。
あれは障がい者スポーツの枠組みをこえている。
キックの正解さや,ドリブルのスピード…
どれ一つとっても,普通のプレイヤーなら,たとえ健常者でも歯が立たない。
それは間違いない。

アンプティは,開催期間の問題もあるし,やはり併合ではなく…もうちょっと考えよう。

2016年10月2日日曜日

渡辺ゼミの紹介③ OBOGとのつながり

今電車の中。
アンプティサッカーの全国大会を観戦し、理事の方々と来年の講座についてミーティングをして、これから日体大に移動し、今度はバスケ部の試合。
今日はスポーツ三昧。

さて、今回は渡辺ゼミの人間関係について紹介したいと思います。
端的に言って、非常に濃密です。
OBOGと現役生は、公式な機会だけでも、夏合宿、渡辺会(OBOG会)、OBOG主催の研究会などで、つながりを持ちます。
特に、夏合宿には現役生と同じぐらいの30名近いOBOGが毎年参加して、夜を徹して現役生と歓談します。
くだらない話もしますが、後輩のためになる自分達の経験談を語ってくれたり、就職活動のアドバイスなどもしてくれます。
また、こうした公式な集まり以外にも、個別に現役生を飲みに誘ってくれたりしています。
時々、ゼミに参加して、建設的な意見を言ってくれるOBOGもいます。
さらに、比較的若いゼミ長経験者は、ゼミ長会を定期的に開催している模様です。

OBOG同士も卒業後も頻繁に会っているようですし、時々私も誘ってくれます。
この4月以降も忙しい日々の合間を見つけては、卒業したばかりの11期会、10期会があり、来週には9期会もある。

以上のように、渡辺ゼミでは、他ゼミと比べて、OBOGと現役生、OBOG同士、OBOGと教員との関係が非常に濃密であり、このことは現役時代のゼミ活動の充実さを反映していると言えるのではないでしょうか。


渡辺ゼミの紹介② 大会成績

今日は,渡辺ゼミのゼミ達が,色々なプレゼン大会に出場して,どのような成績を残してきたのかをお教えしたいと思います。
昨日の記事においても書きましたが,渡辺ゼミが積極的にプレゼン大会に出場し始めたのは6期生からです。

基本的に,3年生の時はグループワークをします。
3組のグループに分かれて,それぞれ独自のテーマを追究し,例外なく実証研究を行います。
4年生は,個人で卒論研究に取り組みます。
個人で取り組みはしますが,各々の研究に互いに無関心にならずに,全員で一緒に卒論研究を完成させるという方針で臨みます。


【2015年度】
第16回商学部卒業論文大会 経営部門 商学部長賞 受賞!
4年生 藤縄健人君(11期生)
論文タイトル
「内省支援が組織成員の職務効力感に及ぼす影響」

第16回商学部プレゼン大会4年生部門 優勝!
4年生 藤縄健人君(11期生)
報告タイトル
「内省支援が組織成員の職務効力感に及ぼす影響」

第16回商学部プレゼン大会4年生部門 準優勝!
4年生 中村美咲さん(11期生)
報告タイトル
「新卒採用プロセスが入社意欲を促進するメカニズムの解明」

第16回商学部プレゼン大会4年生部門 奨励賞!
4年生 吉田光男君(11期生)
報告タイトル
「組織成員のメタ認知の生成・影響メカニズムの解明」

2015年度全国学生経済ゼミナール大会(第62回新潟大学大会) 準優勝!
3年生 菊地宏香さん・山内和也君・山城ちひろさん・野澤彩花さん・神田竜之介君
報告タイトル
「正社員登用制度導入企業における非正社員の正社員化を促進するメカニズムの解明」

2015年度 商学部 第16回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 社会問題部門Ⅱで準優勝!
3年生 菊地宏香さん・山内和也君・山城ちひろさん・野澤彩花さん・神田竜之介君
報告タイトル
「正社員登用制度導入企業における非正社員の正社員化を促進するメカニズムの解明」

2015年度 商学部 第16回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 会計部門で準優勝!
3年生 大泉聖彦君・眞木伸也君・出村有紗さん・古屋早百合さん
報告タイトル
「アンカーの提示とフィードフォワード情報が及ぼす影響メカニズムの解明:自己充実的達成動機の効果に着目して」


【2014年度】
第15回商学部卒業論文大会 経営部門 商学部長賞 受賞!
4年生 近野幹君(10期生)
論文タイトル
「場の生成に関する実証的研究:インタラクティブ・コントロール概念を用いて」

第15回商学部卒業論文大会 総合人間部門 商学部長賞 受賞!
4年生 橘川美沙さん(10期生)
論文タイトル
「心理的契約の不履行が従業員に及ぼす影響に関する実証的研究」

第15回商学部プレゼン大会4年生部門 奨励賞!
4年生 橘川美沙さん(10期生)
報告タイトル
「心理的契約の不履行が従業員に及ぼす影響に関する実証的研究」

2014年度全国学生経済ゼミナール大会(第61回福岡大学大会) 優勝!
3年生 望月亮輔君・栗田有理さん・土田燎野君・渡邉美友さん・児玉洋太郎君・林璃香さん
報告タイトル
「インターシップの実施が組織成員の内発的動機づけに及ぼす影響に関する実証研究」

2014年度 商学部 第15回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 社会問題部門Ⅰで優勝!
3年生 望月亮輔君・栗田有理さん・土田燎野君・渡邉美友さん・児玉洋太郎君・林璃香さん
発表タイトル
「インターシップの実施が組織成員の内発的動機づけに及ぼす影響に関する実証研究」

2014年度 商学部 第15回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 会計部門で準優勝!
3年生 鈴木航君・小川真由さん・東璃紗さん
発表タイトル
「マテリアルフローコスト会計が従業員の心理に及ぼす影響に関する実証的研究」


【2013年度】
第14回商学部卒業論文大会 金融部門 商学部長賞 受賞!
4年生 山口あかりさん(9期生)
論文タイトル
「従業員による株式保有が企業に与える影響に関する実証研究」

第14回商学部卒業論文大会 総合人間部門 商学部長賞 受賞!
4年生 松本優樹さん(9期生)
論文タイトル
「モラル・ライセンシングの発生メカニズムの解明」

第14回商学部卒業論文大会 会計部門 商学部長賞 受賞!
4年生 野村梢さん(9期生)
論文タイトル
「ビッグ・バスが長期株価に与える影響」

2013年度 商学部 第14回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 経営部門Ⅰで優勝!
3年生 橘川美沙さん・眞保美郷さん
報告タイトル
「組織市民行動に関する実証研究」

2013年度 商学部 第14回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 経営部門Ⅱで優勝!
3年生 上國七慧さん・板垣光君
報告タイトル
「LMXと人脈の構築の関係に関する実証研究」


【2012年度】
第13回商学部卒業論文大会 会計部門 商学部長賞 受賞!
4年生 清水慶太君(8期生)
論文タイトル
「ミニ・プロフィットセンター・システムが従業員のコスト意識を醸成するメカニズム」

第13回商学部プレゼン大会4年生部門 優勝!
4年生 田上真俊君(8期生)
報告タイトル
「行政におけるバランススコアカードとインセンティブ予算の有効性に関する研究」
第13回商学部プレゼン大会4年生部門 準優勝!
4年生 清水慶太(8期生)
報告タイトル
「ミニ・プロフィットセンター・システムが従業員のコスト意識を醸成するメカニズム」

2012年度全国学生経済ゼミナール大会(第59回関西大学・龍谷大学大会) 準優勝!
3年生 石沢拓也君・中村瑞希さん・山口あかりさん・渡辺真梨子さん
報告タイトル
「会計情報の開示が貢献の実感に及ぼす影響」

2012年度 商学部 第13回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 会計部門で優勝!
3年生 石沢拓也君・中村瑞希さん・山口あかりさん・渡辺真梨子さん
報告タイトル
「会計情報の開示が貢献の実感に及ぼす影響」

2012年度 商学部 第13回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 経営部門で優勝!
3年生 今村公紀君・大沼優介君・竹原万莉佳さん・廣本有紀さん・松本優樹さん
報告テーマ
「達成プライミングとポジティブ・フレーミングの効果に関する実証的研究:目標設定への活用」

2012年度 商学部 第13回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 社会問題部門で優勝!
3年生 小河智尋さん・小野大豪君・酒井めぐみさん・野村梢さん
報告テーマ
「サービス業における職務満足と顧客満足の関係に関する実証研究」


【2011年度】
第12回商学部卒業論文大会 会計部門 商学部長賞 受賞!
4年生 山田悠介君(7期生)
論文タイトル
「敵対的買収における利益調整行動」

2011年度 商学部 第12回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 会計部門で優勝!
3年生 中野幹也君・清水慶太君・山川季里子さん

2011年度 商学部 第12回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 労働雇用部門で優勝!
3年生 福田加菜美さん・竹中智美さん・宮内大成君


【2010年度】
2010年度 商学部 第11回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 会計部門で優勝!
3年生 林孝治君・小川修平君・山田悠介君・鈴木由香さん・本田愛さん

2010年度 商学部 第11回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 社会問題部門で優勝!
3年生 谷村麻衣さん・山田実希さん・松永昌樹君


【2009年度】
2009年度 商学部 第10回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 会計部門で優勝!
3年生 竹下貴之君・中村怜史君・清宮恵莉さん・松本幸一郎君・笹川恵利奈さん・松田悠君

2009年度 商学部 第10回演習論文大会(3年生以下プレゼン部門) 経営部門で優勝!
3年生 岩本香織さん・小川真奈美さん・小野山俊平君・野口大木君