3年生は,今はつらいと思う。
まずは,この試練を乗り越えなければならない。
3年生のグループワークは,いま初期流動段階にある。
決定されたテーマに基づき,問題意識および研究目的を明確にし,それを固める段階である。
我がゼミでは,ここをきっちりやる。簡単に流さない。
そして,例年,ほとんどのグループが,ここで私にコテンパにやられる。
論理矛盾,発想の飛躍,あるいは単なる思いつきによる因果関係の推定などが指摘され,それらが修正されるまで先には進めない。
たいがい,ここらでグループ内での人間関係のいざこざなども起こる。
研究は進まない,関係もきな臭くなってくる,ということで何人かが脱落しそうになる。
しかし,不思議と,この段階で,その理由で,ゼミをやめた人間は今までにいない。
8期の皆も「全員」で乗り越えてくれると思う。
人を見切るのはいつでも,簡単にできる。最後まであきらめてはいけない。
不当に自分が責められていると思ったら,責める相手を非難するのではなく,まずは自分に落ち度がないか考えるべきだ。そして,相手がそうする理由に気づかなければならない。同じゼミの仲間である。自分も不愉快になるのに,理由もなく責めるはずはなかろう。まずは自分の日ごろの行いを振りかえり,自分の内部に原因がないか探ろう。自分の内部に原因があると思えば,自分でそれを解消すればよい。
週末は,マーケティングの久保ゼミとの合同ゼミが待っている。
残り少ない時間だが,全力で立ち向かおう!
2011年6月25日土曜日
レスポンス・シート
先日,1年生のフリーメジャーコース(2年次以降に学科選択することが可能なコース)向けに,「管理会計って何?」という内容の講義を45分間だけ行った。
その講義に関する学生のレスポンス・シートが昨日,私のもとに届けられた。
「会計に興味を持てた」
「管理会計の講義を受けたいと思った」
「先生の授業をとりたい」
「たとえが分かりやすかった」
などなど
こういった反応はとても嬉しいし,やった甲斐があったと心から思う。
いかに分かりやすく,面白く,そして知的好奇心を刺激することができるか,そのためにいかなる講義運営,話し方,比喩を用いればよいのか,これらの点について,一定の水準に達することはできていると思うが,まだまだ上を目指したい。
その講義に関する学生のレスポンス・シートが昨日,私のもとに届けられた。
「会計に興味を持てた」
「管理会計の講義を受けたいと思った」
「先生の授業をとりたい」
「たとえが分かりやすかった」
などなど
こういった反応はとても嬉しいし,やった甲斐があったと心から思う。
いかに分かりやすく,面白く,そして知的好奇心を刺激することができるか,そのためにいかなる講義運営,話し方,比喩を用いればよいのか,これらの点について,一定の水準に達することはできていると思うが,まだまだ上を目指したい。
2011年6月22日水曜日
この時期
良い天気です。
暑いですが…。
この時期,夏野菜が信じられないほどのスピードで成長する。
キュウリなんぞは,3日間良い天気であれば,二倍ぐらいに成長する。
で,30㎝クラスのものがどんどんできる。味も良い。
そして,1年生も,この時期,少しずつ発言が増え始める。
私のゼミにかぎって,沈黙のゼミはありえない。
最近の学生は議論をしない,と言われるが,私のゼミではありえない。
そして,この時期から伸びる学生はぐんと伸びる。
最初は,やはり特定の人を除き,あまり議論に加わろうとしない。
しかし,まずは環境作りから始める。議論しやすい雰囲気づくりと言ってもよい。
それから,良く人物を見極め,ある人間は褒め,ある人間は叱る。
そして,発言し議論することは,自分のためでなく皆のためであることを理解させる。
議論をすることが楽しい,と思ってもらえれば,もう後は勝手に展開していく。
議論が沈滞すると,学生たち自身が問題意識を持ち,どうすれば活発化できるか,自ら考えるようになる。
たとえば,3年生のゼミでは,なかなか意見や発言が増えないので(3年のこの時期は,内容が高度になり,実際に発言が難しい状況が多い),4年生のゼミにシットインし,なんとか問題解決のためのヒントを得ようとする。4年生は4年生で,3年のゼミを聴講し,気づいたことを3年にフィードバックする。
私は,あーしろ,こーしろ,何も言っていない。
彼ら彼女らが,いわば勝手に,自律的に動いている。
4年生は,ゼミとして完成型に近づいている。
さて,今日はゼミの日。
暑いけど,頑張っていこう!!
暑いですが…。
この時期,夏野菜が信じられないほどのスピードで成長する。
キュウリなんぞは,3日間良い天気であれば,二倍ぐらいに成長する。
で,30㎝クラスのものがどんどんできる。味も良い。
そして,1年生も,この時期,少しずつ発言が増え始める。
私のゼミにかぎって,沈黙のゼミはありえない。
最近の学生は議論をしない,と言われるが,私のゼミではありえない。
そして,この時期から伸びる学生はぐんと伸びる。
最初は,やはり特定の人を除き,あまり議論に加わろうとしない。
しかし,まずは環境作りから始める。議論しやすい雰囲気づくりと言ってもよい。
それから,良く人物を見極め,ある人間は褒め,ある人間は叱る。
そして,発言し議論することは,自分のためでなく皆のためであることを理解させる。
議論をすることが楽しい,と思ってもらえれば,もう後は勝手に展開していく。
議論が沈滞すると,学生たち自身が問題意識を持ち,どうすれば活発化できるか,自ら考えるようになる。
たとえば,3年生のゼミでは,なかなか意見や発言が増えないので(3年のこの時期は,内容が高度になり,実際に発言が難しい状況が多い),4年生のゼミにシットインし,なんとか問題解決のためのヒントを得ようとする。4年生は4年生で,3年のゼミを聴講し,気づいたことを3年にフィードバックする。
私は,あーしろ,こーしろ,何も言っていない。
彼ら彼女らが,いわば勝手に,自律的に動いている。
4年生は,ゼミとして完成型に近づいている。
さて,今日はゼミの日。
暑いけど,頑張っていこう!!
2011年6月20日月曜日
先生
大学の教員は,高校,中学,小学校の先生と違い,教職課程を経ていない。
また,もともと「先生」になりたくて,大学の教員になっている人間は,そう多くはない。
多くは「研究者」になりたくて,今のポジションにいる。
なかには「先生」になぞなりたくない人もいるかもしれないし,なった気だけで本質的に「先生」になぞなれていない人間もいるかもしれない。ひょっとしたら,私もそうかもしれない。
しかし,ゼミの活動を通じて,特に感じるのだが,私自身は「先生」でありたい。
そう思うのは,学生が成長するプロセスに,少しでも貢献できることに,たまらない喜びを感じるからだ。それは研究において,良い論文を書くことができたり,少し他の人に評価してもらったときに感じる喜びより,ずっと大きいような気がする。なぜそうなのか,分らない。でも,そう感じるのだ。
出版社の編集の方に,時々,ゼミにかかわるのもいい加減にしなさい,と叱られる。
なるほど,ひょっとしたら,私は同世代の研究者より,まとまった成果物を出すのが遅れているかもしれない。もちろん,研究に精進しなければ,学生に対する教育も錆びてくる。研究は好きだし,おろそかにするつもりはない。
しかし,教育に時間を費やすことを放棄することもできない。
学生に嫌われてもよい。手抜きをすることなく,全力で立ち向かい,彼らの変化の瞬間に立ち会いたい。その願望がどこから生じるのか,頭では分らない。
私の伯父は,40年近く高校の理科の教師であった。
何度も大学の研究室に誘われたらしいが,一生,高校の,それもさしてレベルの高くない高校の「先生」であった。
10年ほど前に亡くなったが,その前に何度も大きな手術をした。
いつお見舞いに行っても,何人か教え子が病室の前にいたような気がする。
私の結婚式で黒田節を真っ赤になって歌ってくれた伯父は,私が大学の教員になってから会うたびに言ってくれた。「岳夫,偉くなったな」。
私が教員になって早くも14年が経つ。
でも,私はまだぜんぜん偉くない。
伯父の言葉に胸を張って向き合えることができる日は,果たしてくるのであろうか。
また,もともと「先生」になりたくて,大学の教員になっている人間は,そう多くはない。
多くは「研究者」になりたくて,今のポジションにいる。
なかには「先生」になぞなりたくない人もいるかもしれないし,なった気だけで本質的に「先生」になぞなれていない人間もいるかもしれない。ひょっとしたら,私もそうかもしれない。
しかし,ゼミの活動を通じて,特に感じるのだが,私自身は「先生」でありたい。
そう思うのは,学生が成長するプロセスに,少しでも貢献できることに,たまらない喜びを感じるからだ。それは研究において,良い論文を書くことができたり,少し他の人に評価してもらったときに感じる喜びより,ずっと大きいような気がする。なぜそうなのか,分らない。でも,そう感じるのだ。
出版社の編集の方に,時々,ゼミにかかわるのもいい加減にしなさい,と叱られる。
なるほど,ひょっとしたら,私は同世代の研究者より,まとまった成果物を出すのが遅れているかもしれない。もちろん,研究に精進しなければ,学生に対する教育も錆びてくる。研究は好きだし,おろそかにするつもりはない。
しかし,教育に時間を費やすことを放棄することもできない。
学生に嫌われてもよい。手抜きをすることなく,全力で立ち向かい,彼らの変化の瞬間に立ち会いたい。その願望がどこから生じるのか,頭では分らない。
私の伯父は,40年近く高校の理科の教師であった。
何度も大学の研究室に誘われたらしいが,一生,高校の,それもさしてレベルの高くない高校の「先生」であった。
10年ほど前に亡くなったが,その前に何度も大きな手術をした。
いつお見舞いに行っても,何人か教え子が病室の前にいたような気がする。
私の結婚式で黒田節を真っ赤になって歌ってくれた伯父は,私が大学の教員になってから会うたびに言ってくれた。「岳夫,偉くなったな」。
私が教員になって早くも14年が経つ。
でも,私はまだぜんぜん偉くない。
伯父の言葉に胸を張って向き合えることができる日は,果たしてくるのであろうか。
2011年6月18日土曜日
ある土曜日の一日
朝,目覚めてすぐに,自宅前の畑に。
雑草取りや追肥,トマトの脇芽とりなどを済ます。
そして,平インゲンを45本,普通のインゲンを58本,ナス2本,キュウリ2本,人参5本を収穫する。
今日の晩御飯が今から楽しみ。
ご飯を食べてすぐに,家族とテニスコートに。
2時間汗をかく。
小学校3年生の息子が私の全力のサーブを何球か打ち返す。
彼が成長したのか,それとも私が退化したのか。
午後2時ごろに大学に来る。
今週はとても忙しかったので,たまった雑務を片付ける。
授業日誌の整備や小テストの採点,学科の責任者としての細々とした作業。
さっさとやってしまおう。
そうしないと,月曜日の研究日がつぶれてしまう。
さて,もうひと踏ん張り。
雑草取りや追肥,トマトの脇芽とりなどを済ます。
そして,平インゲンを45本,普通のインゲンを58本,ナス2本,キュウリ2本,人参5本を収穫する。
今日の晩御飯が今から楽しみ。
ご飯を食べてすぐに,家族とテニスコートに。
2時間汗をかく。
小学校3年生の息子が私の全力のサーブを何球か打ち返す。
彼が成長したのか,それとも私が退化したのか。
午後2時ごろに大学に来る。
今週はとても忙しかったので,たまった雑務を片付ける。
授業日誌の整備や小テストの採点,学科の責任者としての細々とした作業。
さっさとやってしまおう。
そうしないと,月曜日の研究日がつぶれてしまう。
さて,もうひと踏ん張り。
2011年6月8日水曜日
2011年6月6日月曜日
今日はよい天気,だけど・・・
今日は良い天気です。
でも,一週間で唯一,一日中研究に充てることができる日です。
アメーバ経営導入企業の従業員様への質問票を完成させなければ…。
いろいろ事情が変わり,以前用意していたものが不適合になりつつあるので。
加えて,実験室実験の最後の詰めも終わらせなければ,前期授業期間中に準備が整わなくなってします。そうすると,被験者が夏休みに入ってしまう。それは困る。
読みたい本もたまっているし,あれもしたい,これもしたいで,中途半端にならないように注意せねば。
でも,一週間で唯一,一日中研究に充てることができる日です。
アメーバ経営導入企業の従業員様への質問票を完成させなければ…。
いろいろ事情が変わり,以前用意していたものが不適合になりつつあるので。
加えて,実験室実験の最後の詰めも終わらせなければ,前期授業期間中に準備が整わなくなってします。そうすると,被験者が夏休みに入ってしまう。それは困る。
読みたい本もたまっているし,あれもしたい,これもしたいで,中途半端にならないように注意せねば。
2011年6月1日水曜日
避難訓練とかソフトボールとか
今日は,昼に避難訓練がある。
商学部棟で授業している学生全員が階段を使い1階に下り,棟前の広場に集合する。
結構な人数になると思うが,果たして粛々と行われるだろうか。
階段は二ヶ所あるが,相当混乱するのではなかろうか。
で,午後はゼミの時間を使って,ソフトボール。
週末にゼミ対抗のソフトボール大会があるので,その練習。
天気は何とか持ちそうかな。
商学部棟で授業している学生全員が階段を使い1階に下り,棟前の広場に集合する。
結構な人数になると思うが,果たして粛々と行われるだろうか。
階段は二ヶ所あるが,相当混乱するのではなかろうか。
で,午後はゼミの時間を使って,ソフトボール。
週末にゼミ対抗のソフトボール大会があるので,その練習。
天気は何とか持ちそうかな。